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東郷 なりささん

東郷 なりささん

留学先:アングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin University
留学分類:大学院留学
専攻名:チルドレンズ・ブック・イラストレーション MA Children's Book illustration
留学期間:2010年9月〜2012年1月
beoの留学サポートを利用して留学。個人ブログ「クイナ通りSoi17」では作品を随時更新中

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 特別編★絵本出版

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 第3回 一週間の時間割り

Categories: アングリア・ラスキン大学 / アート&デザイン / 大学院留学
優秀な人材を輩出し続けるアングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin Universityのチルドレンズ・ブック・イラストレーション Children's Book illustration。同コースを卒業した日本人学生の中には、ニューヨーク・タイムズが選ぶ児童文学イラストベスト10に選ばれた方もいます。同コースに留学中の東郷さんの現地レポートをお届けします。

渡英してから6週間が経った。毎週、一週間が過ぎ去る速度が早くなっているように感じる。今回は一週間の時間割と最初のモジュールについて書くことにする。

一週間のタイムテーブル

わたしのコースは卒業までに5つの必修モジュールがあり、それを順番にこなしていくという実に単純なスケジュールになっている。選択科目はなく、コース内の全員が同じ授業を受ける。とはいっても美術専攻なので個人作業が大半だ。

今学期、学校に行かなくてはならない日は週に3日間。火曜日と木曜日が個人指導の日で、その段階までに描いた作品を先生に見せてアドバイスをもらい、今後の方針を相談する。朝9時にスタジオに集まって出席をとり、連絡事項を聞いたあとは、個人指導のアポイントをとってすぐに解散、自分の時間にスタジオに戻ってくればよいだけだ。

水曜日は15時から1時間だけ講義がある。これは毎回異なる絵本作家、本の挿絵やカバーデザインをする人が来て話をするオムニバス形式のもので、パワーポイントのスライドを使って自身の作品を紹介してくれたり、絵本作りにおいて考えるべきこと、出版社とのやりとりで必要なことなどを語ってくれたりする。

授業風景
授業風景

今学期の終わりには、この講義の内容を踏まえた10個の質問のうち2つを選択し、それに答える形でエッセイ(1500語)を2本書くことが課題のひとつになっている。このほかモジュールとは関係なく、月曜日の午後に自由参加のライフドローウィング教室が美術コースに在籍するすべての学生に対して開かれており、実際のモデルを使った人物デッサンの練習に参加している人が多い。

最初のモジュール

最初のモジュールは、Observation & Experimentといって要するにスケッチ、ドローウィングだ。はじめに自分が観察したい対象や場所、動きを決め、6週間できるかぎり多くスケッチをするという課題だ。成果は学期の終わりにスケッチブックの状態で提出する。わたしはケンブリッジを流れるカム川に棲む生き物と川で過ごす人々をテーマに選んだので、毎日のようにスケッチブックを持って川に行き絵を描いている。すでにケンブリッジは最高気温が10度前後、最低気温が5度以下なのに、野外に長時間座って絵を描いているので、日々、文字通り凍えている!

基本的に常に自由だが、片時もスケッチブックを放せないというのが現在の生活だ。週末、友達と郊外に遊びに行くにしても、スケッチブックは必須で、結局はみんなで絵を描いている。

日曜日、郊外のグランチェスターへ遊びに行き、みんなでスケッチをした
日曜日、郊外のグランチェスターへ遊びに行き、みんなでスケッチをした

絵本のイラストを描くコースに入ってきて、絵本向けか、子ども向けかどうかも関係なく、とにかくフィールドスケッチをさせられる現状に戸惑っているクラスメイトも多い。でも3次元から2次元平面に絵を描きおこす、スケッチをするという作業に重点を置くのはこの学校の特徴だともいえる。

また、イギリスの画家やイラストレーターは、教授の言う"スケッチブックパーソン"が多いようだ。実際に講義に訪れた作家のスケッチブックを見ても、出版された絵本の一シーンや一部分がぎっしり詰まっており、スケッチがそのまま完成品に繋がる様子がよくわかる。自分の頭の中の世界を描くにしても、そのイメージも必ず何かしら現実のものから作られたはずだから、と先生は話していた。

IELTSのスコアを何とかぎりぎりクリアして潜り込み、クラスでも英語が流暢でない4人のうちのひとりではあるが、ありがたいことに今のところ英語ではあまり困っていない。個人指導は基本的に一対一なので、先生がわかるまで噛み砕いて説明してくれる。講義も絵を見ながらその説明を聞くのでとてもわかりやすい。ただ美術以外の分野の留学生が授業の英語で苦労しているのは確かなようだ。

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