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大西 志麻里さん

大西 志麻里さん

留学先:マンチェスター大学 The University of Manchester
留学分類:大学院留学
専攻名:開発金融学 MSc Development Finance
留学期間:2010年9月〜2011年9月
卒業後の就職先:世界銀行
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マンチェスター大学IDPMで開発学を学ぶ 第12回(最終回) 卒業後は世界銀行に就職!

マンチェスター大学IDPMで開発学を学ぶ 第12回(最終回) 卒業後は世界銀行に就職!

Categories: マンチェスター大学 / 大学院留学 / 開発学
マンチェスター大学 The University of ManchesterのThe Institute for Development Policy and Management (IDPM)は、イギリスを代表する国際開発関係の研究機関。IDPMで開発金融学 MSc Development Financeを学ばれている大西さんの現地レポートをお届けします。

修士論文 提出まで

皆様ご無沙汰しております。最終回として、修士論文作成から卒業、その後の就職についてご報告させて頂きます。

5月に2ndセメスターが修了し、6月から8月までは本格的に修論作成に取り組みました。基本的には個々に文献のリーディングと執筆を続けていくことになります(修論の全体プロセスで600時間を使うように言われます)。大まかな流れは、リサーチクエッション(研究課題)を軸に、1)関連する既存文献をまとめる、2)定量or定性分析手法を用いて、プライマリーorセカンダリーデータを分析・評価する、3)リサーチクエッションに対する答えを導く、といったものです。2)に関しては、プライマリーデータを集めに現地調査に行く学生もいました(私の専攻で3分の1程度)。時間的な制約があるので、現地調査に行く場合は初期段階から指導教官に相談する必要があります。

指導教官とはタイムラインを共有し、定期的な個別ミーティングを持ちながら、理論の展開の仕方やケース分析の仕方などについて助言を受けました。私はバングラデシュのマイクロファイナンス機関(グラミン銀行、BRAC、ASA)がそれぞれどの様に自行のマイクロファイナンスプログラムに対し資金調達を行なっているか、セカンダリーデータをもとに分析を行ないました。私の場合は現地調査には行かなかったので、8月上旬には最終ドラフトを仕上げることができました。そこで、同じ段階まで仕上げていたコースメイトとお互いの修論の一部を読み合って、改善すべき点を議論することにしました。客観的な意見が聞けたので、本当にやってよかったと思います。

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完成した修士論文

製本は大学の図書館他、大学周辺の印刷ショップなどでも取り扱っています。ただ9月上旬の提出1週間前ともなれば全研究科から大量の学生が殺到しますし、ページ抜けなど万が一のミスがあった場合も考えて、余裕を持って持ち込まれることをお勧めします。

卒業確定

修論が早めに完了したため、8月下旬から9月は指導教授のリサーチアシスタントとして、教授のご専門であるマイクロファイナンスの研究を手伝う機会も得、大変勉強になりました。

修論は2ヶ月半かけて審査が行なわれ、11月下旬に大学の事務室から「卒業確定」の連絡が届きました。嬉しいことに修論でDistinctionが獲得でき、学位もDegree with DistinctionにてIDPMを卒業することができました。11月と12月は、東北震災・津波の復興支援を行なっているNGOで活動していたため、12月中旬の卒業式には行けなかったのですが、卒業式の日には東北で周囲の皆さんにお祝いして頂き、忘れられない大切な記念日になりました。

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三陸の海鮮で卒業を祝っていただく

振り返ってみれば本当にあっという間の1年間でした。一番身についた力は「大量の文献を素早く読み、論点をつかみ、それをもとに分析して書く」アカデミック・リーディング&ライティングの力だったと感じます。そして、IDPMで出会った世界中の友人は、一生の財産になりました。開発金融の専門性でいえば、基礎の部分も多いので、1~2年間金融の実務経験を経た方が理論面を強化するのに一番相応しいコース構成になっていると思いました。

卒業後の仕事

今年1月から、世界銀行で長期コンサルタントとして働くことになりました。インドとアフガニスタンの金融・民間セクター開発を担当するチームに配属になります。昨年2月頃から転職活動をやってきましたが、これまでの職歴と学歴が一番活かせる仕事だと感じたので、決心しました。

IDPMの日本人の先輩達も国際機関、JICA、開発コンサル、外務省専門調査員、日英の民間企業、NGOなどで活躍されていると聞きます。1年間という限られた期間で修士課程をこなしながらの就職・転職活動は決して簡単なものではありませんが、留学当初の志を大切にしながら継続していけば、きっと道は拓けてくると思います。

これから留学される皆さんのイギリスでの経験が実り多きものになりますよう、お祈りしています。

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