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飯塚 麻衣子さん

飯塚 麻衣子さん

留学先:ボーンマス大学 Bournemouth University
留学分類:大学院留学
専攻名:ツーリズム・マネジメント Tourism Management MSc
留学期間:2012年10月〜2014年11月
beoカレッジ受講コース:大学院留学準備コース beo Graduate Certificate (GC)
beoの留学サポートを利用して留学

ボーンマス大学でツーリズムを学ぶ 第13回 ボーンマス大学を無事卒業!!

ボーンマス大学でツーリズムを学ぶ 第3回 ロンドンで日本カルチャーイベント、HYPER JAPANに参加!

Categories: beoで準備英語コース受講 / イベントマネジメント / ホスピタリティ・ツアリズム / ボーンマス大学 / 大学院留学
旅行会社を退職し、イギリスの有名な観光地 ボーンマスでツーリズム(観光学)を学ぶ飯塚さんの留学生活をレポートします。飯塚さんの専攻コースは、ワークプレイスメント付の2年間コース。イギリスでのワークプレイスメントの様子もレポートします!


ロンドン、観光業界でのワークプレイスメント

ロンドンでは、日本カルチャーイベント及び東京観光プロモーションの会社に約20週間プレイスメントでお世話になりました。

HYPER JAPAN 2013

毎年夏(秋に行われることもあります)にロンドンにて行われる、HYPER JAPANは、イギリス最大の日本カルチャーイベントで2010年度より始まり、2013年度は第5回目となりました。すでに次回の開催も決まり、2014年7月24-26日にロンドンEarls Court Iにて第6回HYPER JAPANが行われます。

HYPER JAPANでは、食・カルチャーというテーマに重点を置いており、食では日本食~和菓子~お菓子を試せるのはもちろん、下記のようなイベントを楽しんでいただけます。

★ Sushi Awards/お寿司選手権

ロンドンを中心に評判の高いお店の寿司シェフが創作した、数種類のお寿司を来場のお客様に召し上がっていただき、イベント終了後にランクが発表されます。参加は有料です。

★ Sake Experience

日本各地の様々な日本酒~梅酒、日本茶まで味わっていただき、イベント終了後にランクが発表されます。こちらも参加は、有料です。

食以外にも、日本のカワイイ雑貨、ぬいぐるみのショッピング~日本へのツアーや観光に関する情報も盛りだくさんで、ゲームコーナーでは任天堂のゲームが大変人気でした。ステージショーもあり、日本のカワイイファッションショー~ロリータ、武道まで、様々なショーが開催され、大変好評でした。

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また今回の目玉 Geisha House(芸者小屋)では、'芸者さんの1日(着物への着付け~稽古)'をのぞくことができました。イギリスでも大変珍しいため、来場のお客様には喜んでいただけました。

毎年HYPER JAPANは、様々なステージゲスト招待及びイベント内ショーを行っており、2014年度は今まで日本のみに焦点をおいていたところを、インターナショナルな視点で捉え直した、さらに幅広いカルチャー体験が出来るイベントとなります。詳しい内容は、常にホームページフェイスブックにて更新されますので、ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

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今回のイベントで、私は東京観光プロモーションのブースで3日間、来場のお客様に東京についてプロモーションをしていました。

これから旅行を計画しているお客様~以前日本へ旅行をしたことがある英語教師、日本に長く住んでいたことがあり懐かしくなって来場をされたお客様などと、様々なお話をすることができました。以前日本へ行ったことのあるお客様が、100%の確率でおっしゃるのは、日本へまた行きたい/日本の食事は美味しい/サービスは素晴らしいです。そうおっしゃっていただいたお客様が、懐かしくなってHyper Japanに来場をされることは、非常にありがたく、今後訪日旅行マーケットがまだまだ開拓の余地があるのだなと、再実感しました。

また、私のイギリスでの生活(学部時代のシェフィールド時代1年、ボーンマスとロンドンでの1年)を通し、今まで出会ってきたイギリス人の友達は、私がたまたま日本人であっただけで、日本や日本文化に興味があった人はほぼいなかったので、HYPER JAPANを通し、こんなにもたくさん日本に興味のある人が多いんだ!とびっくりしました。

日本文化を紹介するにあたり、イギリスとの文化の差を実感した日々

外国との文化の違いを受け止めたマーケティングが重要です。

HYPER JAPANイベントを開催するために、イベントが決定をした早い段階から、イベントのプロモーション、マーケテイング、イベント出展者に対するセールスが始まります。イベント内での新規企画に関しては、かなりのリサーチに時間を要します。その際に、日本で人気の文化が、イギリスでも人気がでるかは、非常にクエスチョンマークが多いため、常に日本とイギリスの文化の違いに直面することになります。

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例えば、日本の'ご当地きゃら・ゆるきゃら(くまもん、ひこにゃん、ふなっしーなど)'は、日本では子ども~大人まで、様々な年齢層で受けることが多いかと思いますが、これは日本がキャラクター文化が根付いた国だから、ということが言えると思います。日本では、市町村のロゴ、道路の看板、企業のキャラクター、テレビコマーシャルのキャラクター、お菓子や食品、化粧品から商品パッケージ、ほとんどの宣伝に、キャラクターが見受けられます。果たして、イギリスではどうか。イギリスでは、上記のもの全てが、エンブレムや文字を使ったロゴばかりで、キャラクターがついたものを見受けることは、非常に少ないです。

キャラクター文化が弱い国で(全くないというわけではないです。現にハローキテイやパデイトンベアといったキャラクターは人気がありますので)日本と同じプロモーション/マーケテイングをしていても、意味がないので、文化の違いをしっかりと受け止めて、その上で長期的な目で、イギリスの文化にあったマーケテイングを行うことが、大切なのだと再度思いました。これは、実際に日本の大手メーカー、商社が、どの国でもどの地域でも突き当たる問題と同じです。

まだまだ遠い'観光立国・日本'へのステップ

イギリスでの日本の観光マーケテイングの弱さを実感しました。

イギリスは「様々な国籍の人が生活する多文化社会」とはいっても、ロンドンやマンチェスター、バーミンガムといった大都市から離れた都市・町では、いわゆるWhite British (白人系イギリス人)がまだまだ多く、日本食レストラン、スーパーに関してはほぼ皆無なところも多いです。

さすがに、Sushi=日本食という意識はありますが。食以外で、日本といって思い浮かばれるのは、'Toyota, Nissan(日本車)/Toshiba(パソコン)/Ashimo(ロボット)/SONY(電気製品)/Nintendo(ゲーム)' で、まだまだ日本という土地が、未知の世界なのだと思います。

それは距離があるから、未知なのかというわけではなく、これは日本の観光プロモーション、マーケテイングに問題があることは明らかです。

たとえば、アジアで観光国といえば、タイですが、タイ政府観光局はプロモーション、新聞、雑誌、テレビコマーシャルの宣伝だけでなく、イギリス各都市でのタイフードフェステイバルやカルチャーフェステイバルの開催、タイ政府観光局ホームページのソーシャルメデイアをたくさん利用したマーケテイングと、観光に力を入れる意気込みが見えます。そのため、各都市でもタイ料理レストランが非常に多いのと、日本や中国へ行ったことのないイギリス人でも、タイは行ったことのある人が多いです。イギリス人にとって、タイはアジア方面の旅行先で'ノーマル'で、逆に日本は'アブノーマル'な感覚です。

私の大学のあるボーンマスは、他の都市に比べ、アジア系や移民コミュニテイがほぼないため、町を歩いていてもWhite Britishが大変多いのですが、そのボーンマスでさえも、毎年春にはタイ政府観光局がスポンサーのもと、タイフードフェステイバルが3日間行われ、大変にぎわっています。タイは観光産業が国内経済の主要なポジションをしめているために、観光業界にかけるプロモーション、マーケテイング費用、人材も、日本に比べ比重が非常に大きいことは確かなので、タイと比べること自体どうかとは思いますが、ここでは一例として挙げさせていただきました。

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しかしながら、日本の観光プロモーションがまだまだなのは、毎年11月にロンドンで行われる、ワールドトラベルマーケット(旅行博)にても、残念ながら見受けられました(次回のレポートでお伝えします)。

アジアオセアニア地域でいえば、オーストラリア、ニュージーランドはイギリス人に非常に人気の旅先ですが、こちらはイギリスから直行便が飛んでいないため、中東もしくはアジアを経由して、20時間以上(ほぼ1日)かかる上、航空券費用、滞在費用も安くありません。

東京と比べ、飛行時間が長い、そして旅行費用も東京と同じぐらいなのにも関わらず、どうして、東京よりも行ったことのあるイギリス人が多いのか。言語の問題もあるかもしれませんが、それは、まだまだ東京が、'遠い、高い'という、滞在意識を変えることができない、イギリスにおける観光マーケテイング、プロモーションにも問題があると思われます。

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