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星野 ゆりさん

星野 ゆりさん

留学先:ニューカッスル大学INTOセンター INTO Newcastle University / ニューカッスル大学 Newcastle University
留学分類:大学院進学準備 / 大学院留学
専攻名:English for Postgraduate Study / Graduate Diploma / MA in Applied Linguistics and TESOL
留学期間:2011年7月〜2013年9月
beoの留学サポートを利用して留学。準備コース修了後、現在はニューカッスル大学でApplied Linguistics and TESOL(応用言語学・英語教授法)を専攻。

ニューカッスル大学でTESOLを学ぶ 第2回 修士論文、学会、息抜き旅行

ニューカッスル大学でTESOLを学ぶ 第2回 修士論文、学会、息抜き旅行

Categories: ニューカッスル大学 / 大学院留学 / 英語教授法(TESOL)
ニューカッスル大学INTOセンターの大学院進学準備コースを経て、ニューカッスル大学のApplied Linguistics and TESOL(応用言語学・英語教授法)修士課程で学ぶ星野さんの現地レポートをお届けします。

Dissertation 修士論文  


リサーチは母校の高校にも協力を依頼。修士論文を書き終えました。

MAでの勉強を始めてからあっという間の1年、無事に修士論文を終えることができました。 Semester1での教授との出会い、そしてその先生の授業のおかげで、私は "In What Ways Do Teachers' Use of Language Influence Students' level of Engagement in EFL (English as a Foreign Language) classrooms?" というトピックで最後の大きな課題を進めてくることができました。

英語授業において、先生の言葉の使い方、例えば質問の仕方や生徒の発言に対するコメント、指名の仕方、更にはその時々の先生の目の配り方やその他のジェスチャーの違いがどのように生徒の授業参加に影響を与えているかに焦点を当てたリサーチです。
生徒の授業参加という点において、特に授業中の発言が注目されやすいですが、実際には自分が発言していなくても、生徒はクラスの中でクラスメイトの発言に興味を持ったり共感したりと、様々な感情の変化を動作によっても示しています。
Engagementという面において、生徒のnonverbal behaviours(非言語コミュニケーション)の面からも研究が進められつつある点と、日本のクラスの場合、生徒は自ら発言することを苦手としたり、授業中の沈黙が西洋と比較した時に浮き彫りであるという点に注目して、これらを考慮して先生のlanguage use が実際どのように生徒に影響を与えているかを研究しました。

このリサーチには英語の授業のビデオ記録データが必要で、そのデータを元に、Conversation Analysis(会話分析)という方法を使います。つまり、先生、生徒のinteraction(やりとり)を書き取り、ジェスチャーの記録もとりつつ、授業の様子をtranscript(書き起こしたもの)として再現していきます。
私は日本のクラスに焦点を当てたかったので、高校生のクラスの記録を母校にお願いしました。なかなかビデオ記録が一般的ではない中、お願いするのはかなりの勇気がいりましたが、忙しい中にもかかわらず先生方に快諾していただき、感謝でした。
分析にもそれなりの時間がかかりましたが、今までにしたことのない分析方法で、貴重な経験となりました。また、このリサーチ分野はteacher development(教師の能力開発)につながる研究なので、ここから得たことを今度は自分がどのように応用できるか、ということを考える題材になります。

TESOLのコースが始まった当初は修士論文のトピックに悩んでいましたが、supervisor(担当教諭)となってくださった先生と出会えたおかげで、意義深いテーマを取り上げることができ本当に感謝しています。

Linguistics and Language Teacher Conferences 言語学教員学会

hoshino_yuri_02_2.jpgMAでの勉学中、各地で行われたconferenceに参加できたのも大きな糧となりました。そのうちの1つはLiverpoolで行われたInternational Association of Teaching English as a Foreign Language(英語教員国際会議)で、約2000人もの先生が各国から参加する大規模なものでした。有名な言語学者の講演を始め、現役の先生による学校での独自プログラムや取り組みのプレゼンテーション、交流など、言語教育の現状を感じることのできる機会でした。

写真:Liverpoolの観光地

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写真:Conferenceメイン会場

これとは別に、各大学において、主にPhDの学生によるconference(学会)もたくさんあります。私が参加したのは自分の学校であるNewcastle そしてUniversity of Warwick (ウォーリック大学)とLancaster University (ランカスター大学)です。
同じ言語学の分野とはいっても研究分野は様々で、別の観点からのresearch presentation(研究発表)はとても興味深かったです。そのような中でも、似たresearch topic(研究主題)の学生に出会えると、話もはずみました。Warwickでのconferenceは2日間だったのですが、なんと教授陣によるライブ演奏もあったりと、盛りだくさんでした。

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Trip 小旅行

論文執筆の気分転換は、小旅行でした。

論文執筆中は何といっても時間管理と相当なモチベーション持続が必要です。いくら自分の興味あるテーマであっても、時として不安感に襲われたり、集中が思うように続かなかったりという日もたくさんありました。私はそのような時、思い切って長時間のtea timeを友人ととったり、晴れの日は外でやってみたり、方法を考えました。国内旅行もリフレッシュの1つ。Bed & Breakfastを一泊とって出かけました。その時行ったのはChester。小さな町ですが、ビクトリア朝の建物が印象的なかわいらしい所です。Conferenceも6、7月だったので、論文の合間の気分転換にもなりました。
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写真:Chesterの町並み

晴れて論文の終わった後は以前から行ってみたかったCardiff (Walesの首都)へ行ってきました。
街のいたる所でウェールズ語を見ることができ、また違う雰囲気を与えてくれます。アイルランドへ行った時もそうでしたが、英語とはまた違う言語を持つ魅力があります。

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写真:英語とウェールズ語の表示

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写真左:Cardiff Castle  写真右:University of Cardiff

修士論文を完成させた今、ほっとしているのも確かですが、こうして全ての授業と課題が終わってしまったのだと思うと少し寂しくも感じます。 まずは9月2日の提出日を無事迎えたいと思います。