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サセックス大学で開発学を学ぶ 第3回 日本では手に入らないもの

2010.01.23
サセックス大学のThe Institute of Development Studies (IDS)は、国際開発に関する最先端の教育・研究・コミュニケーションを おこなっており、世界レベルで評価を受けている機関です。今月から、このIDSでGender and Developmentを学ばれている小林さんの現地レポートをお届けします。

 小林 沙織さん
 留学先:サセックス大学
 留学分類:大学院留学
 専攻名:IDS Gender and Development
 留学期間:2009年10月〜2010年9月
  beoの留学サポート利用して、現在留学中


今回は小林さんに、留学を考えている方からよくいただく質問にお答えいただきました。

サセックス大学での留学生活を通して得るスキルや体験などで、日本で学んでいては手に入らないと思えるものは何ですか?

常にwhy?を意識
・他国籍の中での自分の日本人としてのアイデンティティの模索
・各国文化の違いに対する寛容性、多様性の受け入れ
・もちろん、英語に関しては、教科書では学べない現地の人が使う生きた英語
・1からの友達作りのなかで培われるコミュニケーション能力
・新しい環境での柔軟性、時には忍耐
・日本の受け身的な授業とは違い、常にwhy?と考えさせる講義にでたり、エッセイトピックを書くことによって、全ての情報を鵜呑みにせず、常に疑問を持つという癖ができました。
(例え、自分がそのトピックについて賛成であったとしても、counter argumentを書かないといけないので、否が応でも逆の視点や違った考え方を得る必要があるので,,,)

サセックス大学IDSで学んだことは、卒業後のご自身のキャリアにどのような影響を与ると思いますか?

IDSで学んだというブランド
一番には、開発学を学び、その分野でやっていきたいという仲間やコネクションが多く出来ることが、自分のキャリアにポジティブに影響すると思います。そして、もちろん開発学の分野で1番と言って程の知名度を誇っているので、例え卒業後すぐに開発分野の仕事に就けなくても、IDSで学んだというブランド性が残っているので、キャリアチェンジが何年後でも可能になると思います。(と、信じています。)

省庁、NGO、UNで働いた経験のある仲間から得られる視点
た、その仲間も省庁、NGO、UN、民間と働いた経験がある人がほとんどなので、自分にとってもこれからのキャリア形成にあたって、とても様々な視点を与えられていると思います。開発分野でもUNや省庁など影響力の大きな機関で働くという以外にも、民間でできること、小さなNGOでも出来ること、沢山考えさせられ、今後のキャリアパスを考える際に、思考がとてもフレキシブルになった気がします。

学校、仕事、時間、資金、将来のことなど、様々な制約から留学を悩まれている方が多くいらっしゃります。あなたならそのような方にどのようなアドバイスをされますか?

タイミングと一歩を踏み出す勇気、そしてやりたいと思う強い気持ち
留学をすると本当に沢山の方と出会います。その中には、奨学金を得た人、一生懸命働いてお金を貯め、それでも足りなくて両親からお金を借りてくるひと。開発学を今、真最中で学んでいても、将来どこで働こうか悩んでいる人、様々いらっしゃいます。

でも、皆さん、共通して言える事は、タイミングと一歩を踏み出す勇気、そしてやりたいと思う強い気持ちだと思います。ここに来てからも、将来どうしようと悩むんですから、やりたいと思う気持ちや、将来貧困問題などに携わってみたいという強い気持ちがあるのであれば、思い切って飛び出すべきだと思います。

Gender and Developmentのコースメイト全員
Gender and Developmentのコースメイト全員

将来の事で一人で悩むよりも、同じ志を持った仲間と一緒に悩むことの意味
仕事が忙しくてなかなか英語を勉強出来ない人、開発分野に全く関係ない仕事をした方も沢山いらっしゃるので、時間はなんとかして作るしかないと思います。資金的に難しいということであれば、アプライする奨学金は沢山ありますし、ポンド預金などをこつこつとしてみるとか。英語が足りないのであれば、仕事が終わってからIELTSのみを上げるのを目標に集中的に勉強するなど。将来の事で悩むのは、ここに来てからでも沢山悩めます。むしろこちらに来て、同じ志を持った仲間と一緒に悩み、様々な方面の就職活動の情報を共に集め、チャレンジした方がよっぽど為になりますし、可能性は広がると思います。

海外の大学院でやってきている、という事実が自信に繋がっている
私もこちらに来てもなお、卒業後はどういった方向で働こうか悩んではいますが、こちらの大学院でやってきている、という事実が、少しずつですが自分の自信に繋がって、良い意味で楽観的になれている気がします。ですが、もちろんリスクヘッジは大切なので、留学後の仕事は確保されているのか、それとも新たに見つけなければいけない場合は、勉強しながら情報収集は欠かさずしなければいけません。

海外の大学院に年齢的に遅い、早いはない!
海外で学ぶという意味は本当に大きいと思います。皆さん何かしらの制約は持っているのですから、その制約があるから諦める、というのではなく、もし本当にやりたいという強い気持ちがあるのであれば、その制約をどうやって克服できるのか自分なりに考えてみて、絶対にチャレンジした方がいいと思います!!海外の大学院に年齢的に遅い、早いはないと思うので、焦らずにお金を貯めてみるなり、英語を勉強してみるなど、長いスパンで考えるというのも良いかと思います。

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

留学をしたことによって、本当に様々な人と出会って刺激を受けたり多くを学んだりしているようですね。これらの経験は留学をしていなかったら経験することは難しかったことばかりなのではないでしょうか。これからも1日1日大切に過ごしてください。様々な経験を通して、将来のプランにおいて重要なことを多く学んでほしいなと思います。
小林さんの現地レポートはこちら
>サセックス大学で開発学を学ぶ

★サセックス大学 日本語ホームページ
★サセックス大学 開発学コースの詳細

投稿者: 日時: 14:04

サセックス大学で開発学を学ぶ 第2回 コースの詳細

2010.01.22
サセックス大学のThe Institute of Development Studies (IDS)は、国際開発に関する最先端の教育・研究・コミュニケーションを おこなっており、世界レベルで評価を受けている機関です。今月から、このIDSでGender and Developmentを学ばれている小林さんの現地レポートをお届けします。

 小林 沙織さん
 留学先:サセックス大学
 留学分類:大学院留学
 専攻名:IDS Gender and Development
 留学期間:2009年10月〜2010年9月
  beoの留学サポート利用して、現在留学中


IDS Gender and Developmentのコース概要

◎一週間のタイムテーブル

 
10:00-12:00  Ideas in development Lecture (全IDSの学生が受講)
14:00-15:30  上記のレクチャーのセミナ―(個々の学部に別れての少人数セミナー)
 
10:00-12:00  Gender Analysis and Theoretical Perspectives (レクチャー)
14:00-16:00  Reflective Learning
 アカデミックな事抜きで、個人的にもっとお互いを深く知るというのが第一目的に行われるクラス。Gender グループは特に少人数で皆仲が良いので、時には外の太陽の下 で行ったり、ケーキを先生が焼いてきて、それを食べながら行われました。2週間に1回位のペース。
 
9:30-13:00  Economics Seminar (各セミナーによって時間が異なるが、1時間半のセミナ―)
14:00-17:30  Introduction to Economics (各グループによって時間は異なるが、1時間半の講義)
 このEconomicsはcompulsory だが、単位にならないというよく分からないシステムではありますが、Economicsの基本的なセオリーが学べ、それをセミナーで更に開発学 と繋げて学べる仕組みになっています。
 
14:00-15:30  Gender Analysis Seminar (火曜のレクチャーのセミナー)
 
 OFF
 
9:00-17:00  Robert Chambersのワークショップ(秋タームで合計2回)


◎課題やエッセイの内容
Ideas in Development(IDS全員必修)
Mid-term paper (3000-word) 下記の内、1つを選択
  1. Is development still a relevant concept? Discuss with reference to the various meanings or paradigms that have been variously popular since the middle of the last century as elaborated by Schuurman (2000)
  2. Accoding to Sumner and Tribe (2008: 10),
    Robert Chambers once defined 'development'as 'good change'. Discuss the advantages and disadvantages of this definition.
Term Paper (3000-word)
各週、それぞれ違ったレクチャラーが挙げたトピックに沿った質問を1つ選び、休み明けに提出。(トピックが多すぎるため詳細は省略)

Gender Analysis
Term paper(5000-word)
秋タームに勉強したセオリーを用いていれば、トピックやタイトルは自分で考えられます。

Introduction of Economics
各週のレクチャー後にアサイメントを配られ、それをセミナーで提出します。
トピック:What is economics?, Consumption, The maximizing farmer, Markets, National Income and Balance of Payments, Comparative Advantage (trade)
単位にはなりませんが、上記のトピックに沿ったアサイメントを5回提出し、そのうちの2回が評価対象となります。

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

タイムテーブル、とても興味深いです。一見、それほど時間割ぎっしりに見えなくても、実は1回ごとの準備にかかる時間が膨大。十分な予習復習をしてやっとついていけるようなハードな内容ですね。「セミナー」、「ワークショップ」と、受身で教わるだけでなく、学生自らが積極的に「貢献」していくことが求められます。

留学というと、何かをインプットしに行くことと考えがちですが、大学院留学では特に、インプットして学ぶことよりアウトプットして学ぶことのほうが断然多いということが、この体験談からもよく分かります。
小林さんの現地レポートはこちら
>サセックス大学で開発学を学ぶ

★サセックス大学 日本語ホームページ
★大学英語コース English for University Studiesの詳細はこちら
投稿者: 日時: 10:48

サセックス大学で開発学を学ぶ 第1回 IDS Gender and Development

2010.01.21
サセックス大学のThe Institute of Development Studies (IDS)は、国際開発に関する最先端の教育・研究・コミュニケーションを おこなっており、世界レベルで評価を受けている機関です。今月から、このIDSでGender and Developmentを学ばれている小林さんの現地レポートをお届けします。

 小林 沙織さん
 留学先:サセックス大学
 留学分類:大学院留学
 専攻名:IDS Gender and Development
 留学期間:2009年10月〜2010年9月
  beoの留学サポート利用して、現在留学中


IDS Gender and Development を学んでいる理由

女性が自分の持ち合わせる力や能力を充分に発揮できないという現状を目の当たりにして
私はサセックス大学でGender and Developmentを学んでいます。元々日本でのeducational backgroundが16年間女子校ということもあり、これまで男性と何も変わらず両親には教育機会を与えてきてもらってきました。ですが、同じ女性にも関わらず、国籍や宗教、地理的理由、コミュニティーなどの違いで、女性が自分の持ち合わせる力や能力を充分に発揮できないという現状や社会システムを目の当たりにした際に、その不平等を感じたというのがこのコースを専攻するにいたった大きな理由です。

女性も男性も全ての人が公平な未来を作りたい
女性だけではなく、男性も共に偏見や公平な未来を作りたい。また、今の子供たちの将来を考える上で、何のしがらみにも囚われず、女性がもっと自由に自分の道や結婚、出産に関する選択を出来る様にするのが大切だと思います。

サセックス大学のおすすめしたいところ

開発学を学ぶのに最適な学習環境
・50カ国近い国からの留学生
・チューターが本当に協力的でサポーティブ
・著名な教授陣
・外国人以外にも、日本人も(特にIDS)多いので、日本での就職や意見交換がすぐにできます

英語が母国語でない学生のための英語サポートが充実!
・LLC(Language Learning Center)が無料でproof reading をしてくれます
・メインの授業以外に、無料でacademic writing の授業を開催してくれます

スポーツ施設や図書館といった設備も充実

・スポーツ施設は大学に2か所あり、いつでも学生は使え、予約をすれば体育館も貸し切ることが可能
・図書館は24時間オープンで蔵書が本当に充実しています。沢山自習スペースがあるので、静かに勉強もできます

快適なアコモデーション(Kings Road)
・ブライトンの中心地から徒歩5分なので、パブやクラブなどすぐに行けます
・フラット内だけでなく、アコモデーション内でのパーティーや交流が沢山あります
・部屋は個人差があると思いますが、私にとっては勉強に集中出来る適当な大きさです
・使い勝手の良いキッチン
・1階に管理人さんが夜中もいるので、安全面でも安心

コースメイトとパブへ
Gender and Developmentのコースメイトとパブへ

◎ブライトンという街
・ロンドンから電車で1時間
・海がきれいで、気持が良い
・良い意味で、ケンブリッジやオックスフォードなどの街と比べ、あまりイギリスらしくはないかもしれないです。(街自体とてもオープンで、ゲイタウンと言われるくらいなので、他国籍でコスモポリタンな街)
・中心地にはショッピングセンターやお店が沢山立ち並ぶ一方で、少し離れるとイギリスの田舎町といった感じの風景が現れ、アフタヌーンティーやイギリスらしさを感じることもできます。

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

留学プログラムによって「国籍のダイバーシティが豊かなコース」と、「ローカル学生がマジョリティを占めるコース」がある中、小林さんのコースは国籍の多様性が特色だといえます。

国際色が豊かなことで異文化を受け入れる醍醐味を得られる一方、価値観や物事の捉え方の違いからディスカッションやグループワークで苦労することもあるのではと思います。臨場感溢れる授業風景など、今後の体験談を読ませて頂くことを楽しみにしています。
小林さんの現地レポートはこちら
>サセックス大学で開発学を学ぶ

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投稿者: 日時: 09:51