ヨーク大学で英語教授法(TESOL)を学ぶ 第12回 -最終回- Dissertationあれこれと、この1年
5月の頭から本格的に始動した論文。提出期限は9月8日でしたが8月あたまにスーパーバイザーに最終草稿を出し、フィードバックをもらってその後ミーティング、そこでのアドバイスも参考に最終の手直しをして校正に出すことを考えると、実質8月の頭に全ての目処が立っていなければなりませんでした。
┃基本的なDissertationの形式
Abstract (概要)
Acknowledgement (謝辞)
Table of contents (目次)
Introduction (序章)
Literature review (先行研究の紹介)
☆Methodology (研究方法)
☆Results (分析の結果報告と、その結果がこの論文に与える影響を述べる。)
☆Discussion (今度は視野を広げて、結果と先行研究の関連について述べる。)
Conclusion (結論)
です。学部によって細かいところがいろいろ変わってくると思います。あとはreferences やappendicesが入ります。
私の場合、分析段階で得たデータ量が多様すぎて扱いに苦戦。
途方に暮れてしまってDiscussion とConclusionのパートが最終草稿に間に合わず。うぅ。
他は未完成でも肝心要の☆のついた3セクションだけはスーパーバイザーに目を通してもらいたかったのですが・・・
フィードバックでは、データを半分以上削らないとだめだというアドバイス。
自分ではデータを削る勇気がなかったもので、そのアドバイスのおかげで、泣く泣く、えいやっ!とカット。それからようやくDiscussionパートを仕上げることができました。しかし、手直し段階だったはずの8月後半に大事なDiscussionパートと格闘しており、計画が後ろにずれ込んで精神的にあせる毎日。あとは、Introduction、abstract、conclusionで書くべき内容が多少重複するので自分の文をparaphraseするのにもとても苦労しました。できるものならコピー&ペーストしてもいいかな、なんて葛藤も^^;
ようやく8月末(しめきり2週間前)に校正に出して、さあフィードバック返ってくるまではぼちぼち帰国の準備やな、なーんてのんきに紅茶をすすっていたら、問題発見!語数の数え方によっては、制限語数をはるかに超えてしまう。
おげー!
私は論文内で表を多く使用しているのですが、先にExcelで全て表を作ってWordに貼付していました。すると、画像に変換されるのでword countには文字が算入されません。しかし、仮にwordで表を作ればその文字は語数に算入されるわけです。この違いをわざわざ採点者が気にするとも思えませんが、まあどんなもんかいなと思い、期待をせずに年次休暇中のFlorentinaに質問をしたら、
・私の質問は緊急ではない、
・質問すべきタイミングは今まであったはずだ、
ということで、カウントのことについては返答いただけず。その通りでございます。彼女の休暇のスケジュールは数ヶ月前から知らされてましたから・・・
コースメートに聞いても確信ある情報がなかったし、まあしかたがない、と安全策を取って語数の大幅カット。その結果、2回目の校正をお願いすることに。仕方なし・・・もうこの段階になると、ゴールが見えているようで何をやっても落ち着きません。正直、早く提出してしまいたい!という気持ちでいっぱいです。
そして、まあなんとかかんとか提出にこぎつけることができました。出してしまえば、わーい!という解放感よりも、募るのは不安・・・一難さってまた一難。成績が出るまでは安心できないもんです。
いやー、厳しい戦いでした。
┃この1年を振り返って
苦労をしにヨークにやってきましたが、本当に最後まで苦労をしたなぁという感じです。
この数カ月、弱音を吐き、情けない姿もたくさん見せてしまいました。特に、Florentinaは家族以外で私のだめなところを一番知っている人かもしれません^^;本当にいつも的確なアドバイスと、ここっていうときに背中を押してくれました。
彼女との最後のお別れ、やっぱりつらかった!たくさん言いたいことがあるのに、涙でぐじゅぐじゅでありがとうとしか言えませんでした。とほほ。彼女の中で、私はすっかりslushy girlだと思います。
他にも、たくさんの人たちの応援や励ましがなかったら今の私はありませんでした。感謝、感謝、感謝です。
振り返ってみれば、ヨークでの1年で英語教員としての自信をつけたというよりも、自分の力を思い知った感があります。同時に、教えていく上で悩みはいつまでも尽きないだろうし、だからこそ学ぶ姿勢を常に持ち続けよう。そして、今まで頼りきっていた経験と勘に加えて、データによる裏付けというのも取り入れて新しいことに挑戦していこうという心境です。ここでの経験をいろんな形で生徒に還元していきたいものです。
ヨーク最後の日、電車がヨーク駅を出た瞬間なぜだか涙がつつーっとひと筋。ヨークにはほんと、最後まで泣かされました^^;うん、ヨーク、苦い思い出もありますが、選んで良かった。
┃最後に
体験談としてこの1年、大学院での様子から、自分の気持ちや考えまで、できるだけありのままレポートさせていただきました。個人、コース、学部、大学によって、本当にいろんなことが違ってきますが、大学院での1年をなんとなくイメージするお役に立てたらうれしいな、と思っております。
みなさんお察しの通り(!?)私はてきぱきなんでもできるタイプ、では決してなく、殊、勉強のこととなると思いのほか神経質になっていました。(普段おおざっぱやのに!)皆さんには、「この人大丈夫かいな?」、もしくは、私の体験談で「そんなにしんどいん??」と不安になる方もいらっしゃったかもしれません。しかし、そんな私でもなんとか最後までたどり着くことができました。なので、あーこんな人もいるねんなー、ぐらいの軽い気持ちでこの体験談を読んでいただけたらうれしいです。
そして、これから大学院で学ぶ準備をされている方、学ぶことがすでに決まっている方、みなさんの大学院で過ごす時間が、一生に一度しかないone and onlyでspecialなものになりますように!
この一年お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
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