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東郷 なりささん

東郷 なりささん

留学先:アングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin University
留学分類:大学院留学
専攻名:チルドレンズ・ブック・イラストレーション MA Children's Book illustration
留学期間:2010年9月〜2012年1月
beoの留学サポートを利用して留学。個人ブログ「クイナ通りSoi17」では作品を随時更新中

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 特別編★絵本出版

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 第7回 Second Semester

Categories: アングリア・ラスキン大学 / アート&デザイン / 大学院留学
優秀な人材を輩出し続けるアングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin Universityのチルドレンズ・ブック・イラストレーション Children's Book illustration。同コースを卒業した日本人学生の中には、ニューヨーク・タイムズが選ぶ児童文学イラストベスト10に選ばれた方もいます。同コースに留学中の東郷さんの現地レポートをお届けします。

太陽が6時半には昇るようになった。クロウタドリがさかんにさえずっていて、日々春を感じている。プロジェクトの課題が忙しくて、フィールドに出られないのがもどかしい。

2学期のモジュールでは実際の絵本作り

2学期はじめのモジュールは、実際に子どもを対象にした絵本、または一連のポストカードなどを作るというものだった。内容に制約はなく、わたしのように自分で話と絵を作った人もいれば、童話や詩、オペラの挿絵を描いた人、昔話の再話を試みた人、生物の集合名詞を覚える本、中国正月を紹介する絵本を作った人もいた。リソグラフやモノプリントなどのプリントメイキング技法に挑戦している人が数人いて、ちょっとうらやましかったが、わたしは6週間しかないことを考慮して、絵本という形に作品をまとめるという基本をマスターすることに専念した。

わたしが今、作りかけている絵本のページ
わたしが今、作りかけている絵本のページ。女の子がなかなかうまく描けないので、ヨーロッパアオゲラが出てくるページばかりが先にできあがってしまった。

このプロジェクトでわたしが一番苦労したのは、主人公の女の子のキャラクターデザインだ。話の中で想定した5、6歳の子どものプロポーションがなかなか掴めず、大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたり.・・・。そして異なるポーズ、別の角度からでも、同じ子になるように想像して描くのは難しい。これにはクラスメイトにずいぶん助けられた。自分の4歳の子どものパーティーに招いてくれたり、子どもがいる知り合いを紹介してくれたりして、お菓子を食べたりお遊戯をする子をスケッチする機会を得た。子どもの表情を描く参考資料を貸してくれた友達もいた。個人での作業が基本のコースではあるけれど、一緒に学ぶ仲間の存在は大きい。

先輩の卒業展覧会

2、3月はひとつ上の先輩(実際には一年上のフルタイム学生と二年上のパートタイム学生)の卒業展覧会が開かれた時期でもあった。まずはロンドンの書店の4階で10日間、そして学校のギャラリーで6日間開かれた。ロンドンの展示での内覧会には多くの出版社が集まったそうで、何人かは実際に絵本として出版する契約を結んだと聞いた。わたしがいま取り組んでいたモジュールで作った課題を卒業制作とともに展示している先輩も多く、自分の1年後を意識させられた。

ロンドンの書店で開かれた先輩の卒業展示
ロンドンの書店で開かれた先輩の卒業展示

学校のギャラリーでの展示風景
学校のギャラリーでの展示風景

最近よく友達と進路の話をする。貯金をすべてつぎ込んで、またはローンを組んで学びに来ている人が多いので、みんな見えない未来に不安ばかりだ!1年後にどんな成果を得ているかは、蓋を開けてみないとわからないが、逆に言えばあと1年間で何ができるかにもかかっている。いろいろ経験、勉強して、制作に取り組まなくてはと感じた2月だった。

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