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東郷 なりささん

東郷 なりささん

留学先:アングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin University
留学分類:大学院留学
専攻名:チルドレンズ・ブック・イラストレーション MA Children's Book illustration
留学期間:2010年9月〜2012年1月
beoの留学サポートを利用して留学。個人ブログ「クイナ通りSoi17」では作品を随時更新中

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 特別編★絵本出版

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 第15回 留学を通して得たこと

Categories: アングリア・ラスキン大学 / アート&デザイン / 大学院留学

優秀な人材を輩出し続けるアングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin Universityのチルドレンズ・ブック・イラストレーション Children's Book illustration。同コースを卒業した日本人学生の中には、ニューヨーク・タイムズが選ぶ児童文学イラストベスト10に選ばれた方もいます。同コースに留学中の東郷さんの現地レポートをお届けします。

留学を通して得たこと

12月8日にあった卒業制作の最終評論会で、授業、チュートリアルがすべて終わってしまった。そうはいっても課題提出は1月初めで、ロンドンでの卒業展まではひと月半あるので、まだまだ作品づくりは続く。それにしても本当にあっという間の一年半で、留学生活が終わりに近づいているということがまだ認識できていないような気がする。

このコースでは、何か技術や知識を習ったというよりは、自分の作品や人の作品を見る目が養われた。チューターやクラスメイトの作品、彼らがわたしの作品に対して発したコメント、そしてスタジオで見た世界各国からの多種多様な絵本やイラスト、すべてのことに非常に刺激を受けた。

最近は作品を作っていると、この点に注意しろとか、この構図は・・・・・・というチューターや友達の声が聞こえてくる気がする。ここで知り合った仲間は、絵本を作るという目標を共有しながらも、バックグラウンドが異なり、まったく違うタイプの作品を作っているので下手に競い合う必要もなくお互いを助け合える。また留学生が多く、コースのためにはるばるイギリスまで来たのだという意識が、作品づくりに集中できる雰囲気を作っている。

日本の大学にいたころと異なり、バイトにも雑用にも煩わされず、講義すらもほとんどなくて、自分の時間をフルに制作に費やせたのが何よりも贅沢な環境だったと思う。

最終評論会

最終評論会で一通りクラスメイトの作品を見る機会があった。どの人も、出会ったころから作品が変わっており、格段に腕を上げたのが目に見えてわかり感動した。コースを通じて、自分の絵のアイデンティティ、自分を表現するのに一番よい技法である "ビジュアル・ランゲージ"を発見した人が多い。

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最終評論会の様子

チューターのアドバイスももちろんだが、クラスの仲間が使っている材料やテクニックにヒントを経て試してみたのが、作品の雰囲気にぴったり合った、という事が多かったようだ。わたしも卒業制作のバンの物語を通して、リノリウム版画と消しゴム判子を自分のメディアにできた気がする。

2月初めにある卒業展に向けて、それぞれ自分の絵本の見本版を印刷する。わたしのバンの物語は90%ほどできあがったので、年内に印刷できる形式に整える予定だ。長らく向き合ってきた作品が本という形にまとまるのは、ワクワクする瞬間だ。クラスメイトの作品を見るのも、とても楽しみにしている。卒業展の内覧会には、多数の出版社を招くことになっているので、卒業制作に一区切りをつけたら、この機会に最大限に自分をアピールできるよう、別のアイディアや小作品も準備したい。

すべての授業を終え、次の一大イベント、卒業展が待ち遠しいけれど、それをもって本当にこのコースが終わってしまうのだと思うと寂しい。

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最後の授業のあと、スタジオでミニパーティを開いた。イギリスのお菓子はどれもひたすら甘い!

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