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東郷 なりささん

東郷 なりささん

留学先:アングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin University
留学分類:大学院留学
専攻名:チルドレンズ・ブック・イラストレーション MA Children's Book illustration
留学期間:2010年9月〜2012年1月
beoの留学サポートを利用して留学。個人ブログ「クイナ通りSoi17」では作品を随時更新中

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 特別編★絵本出版

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 第13回 留学生活1年を振り返って

Categories: アングリア・ラスキン大学 / アート&デザイン / 大学院留学

優秀な人材を輩出し続けるアングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin Universityのチルドレンズ・ブック・イラストレーション Children's Book illustration。同コースを卒業した日本人学生の中には、ニューヨーク・タイムズが選ぶ児童文学イラストベスト10に選ばれた方もいます。同コースに留学中の東郷さんの現地レポートをお届けします。


留学生活1年を振り返って

渡英してから丸1年になる。1年を無事に過ごした記念に友達と2人で、ケンブリッジから5キロほど離れたグランチェスターという村まで歩き、お茶をしてきた。こちらに来て最初の日曜日に2人で出かけた場所だ。1年の間にわたしの英語も少しばかり上達し、様々なことを共有し、友達といろいろなことが話せるようになった。ここでロビン・フッドの話をしたよね、このテーブルに座ったね、などと、1年前のお茶の時間を昨日のことのように思い出した。

 
東日本大震災チャリティ展覧会

この9月は東日本大震災からちょうど半年という時期でもある。わたしが在籍するChildren's Book Illustrationコースの学生、卒業生、チューターでTAYORI: Postcards for Japan という地震と津波の被害にあった子どもたちを支援するためのチャリティー展覧会をケンブリッジ市内のカフェで開いた。それぞれが1~3枚のポストカードサイズの絵を描き、それを展示しつつ販売するというものだ。ロイヤル・アカデミー・オブ・アートが毎年開いているRCA Secretというポストカード展を参考に、アーティスト名は表に出さずに展示したので、すでに有名になっている人の作品も、学び始めたばかりの学生の作品も同条件で、買って裏をみるまでは誰の作品かはわからないようにした。

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展示されたポストカード

このすばらしい案を思いつき、会場を決めるところから、セッティングまでパートタイマーの学生ベッキーと数人の仲間がやってくれた。わたしも日本人として、もう少し手伝えればよかったのだが......。タイトルのTAYORIを考え、ポストカードを2枚描く以外にあまり貢献できなかったのが心残りだ。

全部で62人のアーティストによる127枚のポストカードが集まった。初日の内覧会は非常に盛り上がり、その場で定価の20ポンドから競りも行われた。人気のある絵はより多くの支援金を集められたわけだ。この内覧会で75枚ほどが売れたらしい。展示はその後5日間続き、絵の販売自体はインターネットを通じて9月26日まで続ける予定だという。いまのところ84枚が売れて1800ポンドほどが集まったと聞いた。このお金はすべてTeachers for Japanという震災後に宮城県で教えていたALTが中心となって立ち上げたNPOに寄付をする。宮城県とその周辺県で両親や家を失った子どもの教育継続や、学校の再建に当てる支援金を集めている団体だ。

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チャリティ会場の様子

コースの特色、卒業生やチューターのネームバリューを活かして、わずかながら地震で被害にあった人のことを考え、支援できるとてもよいイベントになった。とくに日本と直接の関係のない学生やチューターが先頭に立って、これだけ大きな企画を実行してくれたことに、わたしはとても感動した。

日本を思って描かれた127枚のポストカードはこちらのサイトにアップロードされているので、よかったらご覧ください。
http://www.postcardsforjapan.co.uk/


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