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東郷 なりささん

東郷 なりささん

留学先:アングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin University
留学分類:大学院留学
専攻名:チルドレンズ・ブック・イラストレーション MA Children's Book illustration
留学期間:2010年9月〜2012年1月
beoの留学サポートを利用して留学。個人ブログ「クイナ通りSoi17」では作品を随時更新中

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 特別編★絵本出版

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 第11回 夢が実現!

Categories: アングリア・ラスキン大学 / アート&デザイン / 大学院留学
優秀な人材を輩出し続けるアングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin Universityのチルドレンズ・ブック・イラストレーション Children's Book illustration。同コースを卒業した日本人学生の中には、ニューヨーク・タイムズが選ぶ児童文学イラストベスト10に選ばれた方もいます。同コースに留学中の東郷さんの現地レポートをお届けします。

イギリス人野生動物画家ジョン・バズビー氏に会いに

前回の体験談を書き上げた翌日、新しい家の契約手続きすべてを友達にお願いして、一週間のスコットランド旅行にでかけた。8000語のエッセイを書いていた際に、わたしが尊敬するイギリスの野生動物画家のひとりジョン・バズビー氏のアドレスを偶然に見つけ、思い切って手紙を書いてみたところ、幸運にもお会いできることになっていたためだ。

イギリスへの留学を本気で考えはじめたころ、サンダーランド大学で環境イラストレーションを学ばれた神戸宇孝さんにお会いし、学校の課題で描かれた作品やイギリスから持ち帰られた画集などをたくさん見せていただいた。イギリスの野生動物画家の作品を集めた本をめくるなかで、わたしが必ず手を止めて見とれてしまうのがジョン・バズビー氏の作品だった。イギリスに来てからは、オンラインサイトで簡単に安く本が買えるので、荷物を増やせば帰国する際に困るとわかっていながらも、バズビー氏の画集や著作を何冊も買ってしまった。8000語のエッセイを書くにあたっても、鳥の絵に対するバズビー氏の見方をとても参考にしていたので、いつか直にお話を聞いてみたいと思っていた。

イギリスにいられるのはあと一年もなく、この夏を逃したらお会いする機会はないかもしれないと考え、思い切って手紙を出してみた。学生という特権を利用してあちこちの現場に出かけ、第一人者に話を聞いてみるべきだというのは、農工大学時代に野生動物関係の活動をするなかで先輩や同輩から学んだ姿勢だ。投函して数日後に、お返事のメールをいただいたときのうれしさは忘れられない。英語にはいわゆる敬語表現がないので、こういう少々フォーマルなやりとりをする際、自分が書いている言葉使いが礼儀に適っているかどうか不安になる。ともかく最大限の努力をしてメールを交わした結果、6月に海鳥を描くコースがあるので、期間中の夕方に訪ねれば、参加している他のアーティストにも会え、コースでみんなが描いた絵も見られるというので、それに合わせて出かけることにした。

6月23日の夕方8時、恐る恐る指定されたホテルに入ってみると、まだコース参加者とお食事中で、わたしもテーブルに交ぜていただいた。とてもアットホームな雰囲気で、どの人も気さくに話しかけてくれたのでありがたかった。その後、ラウンジに移り、コース参加者がその日の成果を見せ合う時間になった。同じ風景、海鳥をいろいろな画家がそれぞれのスタイル、画材で描いた絵が見られ、さらにその作品に対するバズビー氏のコメントを聞くことができるという、またとない機会になった。本や画集は日本で買えても、直接お話を聞くことは、イギリスに来なければできない。

あこがれのメイ島へ

Ms_togo_Jul-1.jpg イカナゴをくわえたニシツノメドリ
あこがれのメイ島                         イカナゴをくわえたニシツノメドリ

スコットランドに行ったもうひとつの理由は、繁殖しているニシツノメドリを見ることだった。海鳥研究で有名なフォース湾沖に浮かぶメイ島に上陸するボートツアーというのも見つけて、参加してみた。メイ島は自然保護区としてスコットランド自然遺産局により管理されている小さな無人島で、一般の人は基本的に数時間しか滞在できない。運よく晴れた朝、防水用の服を着込み、12人乗りのゴムボートで島に向かった。海上にはシロカツオドリ、ニシツノメドリ、ウミガラス、オオハシウミガラスが飛びまわっていた。ニシツノメドリはナデシコ科マンテマの花畑のなかに巣穴を作っている。わたしが訪れたときは、イカナゴをたくさんくわえて中に入っては、またエサをとりに出て行っていた。まさに夢の島だった!

イギリスに来たらやりたいと思っていた夢がふたつも叶い、夏休みを満喫している。それもこれも、面倒な契約手続きを引き受けてくれた友達のおかげだ。

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