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東郷 なりささん

東郷 なりささん

留学先:アングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin University
留学分類:大学院留学
専攻名:チルドレンズ・ブック・イラストレーション MA Children's Book illustration
留学期間:2010年9月〜2012年1月
beoの留学サポートを利用して留学。個人ブログ「クイナ通りSoi17」では作品を随時更新中

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 特別編★絵本出版

アングリア・ラスキン大学で絵本アートを学ぶ 第10回 部屋探し

Categories: アングリア・ラスキン大学 / アート&デザイン / 大学院留学
優秀な人材を輩出し続けるアングリア・ラスキン大学 Anglia Ruskin Universityのチルドレンズ・ブック・イラストレーション Children's Book illustration。同コースを卒業した日本人学生の中には、ニューヨーク・タイムズが選ぶ児童文学イラストベスト10に選ばれた方もいます。同コースに留学中の東郷さんの現地レポートをお届けします。

留学生活2年目、大学所有の家を出る

6月末でいま住んでいる大学所有の家を追い出される。学生数の割に大学が持っているアコモデーションの数が限られているせいもあり、基本的には2年目以降の生徒は自力で住むところを確保しなければならないようだ。しかも学校のアコモデーション・オフィスは、民間運営の部屋や家を探すサポートをしてくれるわけではまったくない。

ケンブリッジでは、3部屋、4部屋の家が最も多いので、ほとんどの学生は居住時期が同じ友達同士でグループを組み、家一軒を借りてシェアしている。もちろんシェアハウスの1部屋を探すことも可能で、実際に友達ができる前の最初の一年は、イギリス人もみんな知らない人同士で住んでいる。でも、どんなハウスメイトにあたるかは運次第になるので、気の合う仲間でグループを作った方が生活は保障される。わたしは仲のよいクラスの友達3人と夏以降は一緒に住もうと約束していたので、5月頭から4人で住める家を探し始めた。そしてこれが非常に難航している・・・・・・未だに契約に至っていないのだ。

ケンブリッジは学生の数がとても多く、アコモデーションは常に不足気味だ。学期が終わるこの時期は引っ越す学生が多いので、家探しには一番良いはずなのだが、一方で多くの学生が次年度の住まいを求めているので競争率も高い。どこも基本的には早い者勝ちで契約できるかどうかが決まるので、すべてのプロセスが倍速、三倍速かと思うような速さで動いている。留学生ばかりのわたしたちは、ここでのハウスハンティングのやり方を学ぶまでに、けっこう時間を費やしてしまった。

手数料を払って不動産屋を通して借りればもう少し楽なのかもしれないが、無駄なお金を払いたくない学生はインターネットで情報を探し、直接大家にコンタクトを取っている。Gumtreeやrightmoveといったサイトを定期的に見て、自分たちの条件にあった物件があれば電話をして、部屋、または家を下見するアポイントをとる。月£1500前後の高い物件はそれなりに数があるのだが、安くて、大学や駅からあまり遠くなく、許せる程度の大きさがある家はなかなか見つからない。とくにわたしたちは、あと半年しか授業がないため、最短契約期間が1年未満のものを探さなければならず苦労している。しかもよい物件には、最初の下見の機会に5グループ前後はかならず集まるし、下見後、数分から1時間以内でだいたい誰かに抑えられてしまう。つまり早い日付・時間の下見のアポイントを取ったグループが最もその家をゲット出来る可能性をもっている。サイトにアップされてから2日以上経った物件は、下見の機会すら得られないことが多い。だから毎日そわそわと、何回もサイトをチェックする羽目になった。そして下見後にそこで良いと思ったらその瞬間に電話しなければ、他のグループに取られてしまうので、別の日に下見を予約した他の場所とどちらにしよう、などと比較している余裕もない。常に一件一件に対してTake it or leave it と選択を迫られるのだ。最初はサイトに書かれているメールアドレスに連絡していたのだが、メールやネットからの送信フォームは見てもらえるのが遅く、無視されることも多い。ハウスハンティングには、携帯電話をしっかりトップアップしておくことが重要らしい。

ケンブリッジにいてもこれだけ苦労しているのだから、日本から家を探そうと思ったらかなり厳しそうだ。大学所有のアコモデーションを一年生のために空けてあるというのもうなずける。ケンブリッジの街中であれば、4部屋の家は、水道代や電気代抜きでひと月£1200から£1500が相場のようで、大学が提供してくれる部屋のほうがよほど安く条件が良い。書類1枚でここに入れたのは本当に幸運だったと実感した。

6月末にはいまの場所を追い出されるということで、タイムリミットが近づき不安にもなってきた。でも幸い、いまのハウスメイトの友達が、契約期間の関係上、8月半ばまで空き部屋を持っていて、困ったらしばらくそこに住めばよいと言ってくれている。クラスの友達も、荷物を置かせてくれるというので、ホームレスを免れる手はずは整えた。学生の町なので、困ったときには助けてくれる人も多い。「落ち着いて、落ち着いて。何とかなるよ。あんまりイライラしたら老けちゃうよ」とハウスメイトは慰めてくれる。

と、ここまで書いたところで、本日、無事に7月から入れる家を決めることができた! あとは契約手続きに問題がないことを祈るばかりだ。

もうすぐお別れになってしまう現在のハウスメイトたちと、二度目にしておそらく最後のディナー
もうすぐお別れになってしまう現在のハウスメイトたちと、二度目にしておそらく最後のディナー

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