小林 沙織さんの留学体験談

小林 沙織さん

小林 沙織さん

留学先:サセックス大学 University of Sussex
留学分類:大学院留学
専攻名:開発学 IDS Gender and Development
留学期間:2009年10月〜2010年9月
beoの留学サポートを利用して留学

サセックス大学で開発学を学ぶ 第6回 留学中の就職活動

サセックス大学で開発学を学ぶ 第6回 留学中の就職活動

Categories: サセックス大学 / 大学院留学 / 開発学
サセックス大学 University of SussexのThe Institute of Development Studies (IDS)は、国際開発に関する最先端の教育・研究・コミュニケーションを おこなっており、世界レベルで評価を受けている機関です。今月から、このIDSでGender and Developmentを学ばれている小林さんの現地レポートをお届けします。

今回は、海外大生、特に新卒の方に焦点をおいた就職活動の話をしようと思います。私も新卒採用なので、現在就職活動に悪戦苦闘しております...ですが、ぜひ皆さんに私の経験をお伝えし参考にして頂けたら幸いです。

キャリアフォーラム

まず主な海外大生が行くであろうキャリアフォーラムを挙げてみようと思います。

CFN
◆LONDON CAREER FORUM
2010年度は9社出展。出展企業が少ないと思われるかもしれませんが、その場で内定という企業もありましたし、来ている日本人も100人前後だったのかなという印象なので、参加したら何か収穫があるかもしれません。

◆TOKYO SUMMER CAREER FORUM
◆BOSTON CAREER FORUM

マイナビ国際派就職
◆マイナビ国際派就職EXPO2010東京サマー
2010年度は129社出展。全ての企業がブースで説明会をし、ほとんどの企業がその場で面接の予約をしてくれるので、絶対に参加した方が良いと思います。

海外での就職活動に必要な事

早めのスタートダッシュ
英国では多くの大学が9月後半から10月にかけて新学期がスタートしますが、以上に挙げたうちの1つBOSTON CAREER FORUMは毎年10月中旬に行われています。つまり、もしボストンまで渡って就職活動をスタートさせるという方は、大学が始まったら直ぐに履歴書やエントリー等の準備をスタートさせないといけません。実際にはあまり物理的に英国から渡米する方は多くは無いかもしれませんが、ただでさえ少ない海外大生の就職活動の機会です。もし早めに動きたいという方は渡英前に履歴書等の準備をし、参加してみても良いかもしれません。

小まめな情報収集とメールを活用
日本にいない海外大生にとって、頼みの綱はPCでの情報収集です。これは中途採用の方も同じだとは思いますが、イベントや企業のエントリーの発表など逃すことなくチェック。そして、エントリーしたい企業が見つかったら、エントリー前に企業の採用担当者の方に事前に採用スケジュールをメールか電話で問い合わせた方が良いと思います。

というのも、エントリーシートや履歴書を書くとなると、忙しい勉強の時間内でかなりの時間が奪われます。しかし、折角エントリーした企業で採用スケジュールに自分が日本に滞在していないとなると、全く意味がありません。ですので、先ずは採用スケジュールに自分が日本にいるかどうかを確かめてから(時々教えてくれない企業もありますが)、エントリーに取り掛かると良いと思います。日本で言う春採用の時期に私がエントリーした企業はほとんどが英国滞在中に採用スケジュールが始まってしまい、選考に自分が進めないという思いで、かなり歯がゆい気持ちでいました。

'英語ができます''留学していました'だけでは通用しない
海外大生はほとんどといって良い程、どうして留学したのか、どうしてその大学を選んだのか、留学で得た経験、留学で一番大変だった事等、面接で聞かれます。これは日本の大学生には聞かない事ですので、逆にいえば、海外大生はここで留学をしたからこその自分をアピール出来る大チャンスです。ただ英語がしゃべれる、留学していました、というアピールでは、多くの海外大生を見ている面接官には全く響きません。+αの経験やPRポイントが無ければ周りとの差別化は図れません。その為には、日々気づいた事や留学の意味、文化の違い等、文字にして残しておくのも良い方法だと思います。今、就職活動をしていると、自分の留学の意味について本当に考える機会になっています。

履歴書、スーツ等、日本から持っていこう!
ロンドンキャリアフォーラムでは当日履歴書の提出が求められます。そして、証明写真を添付しますので、証明写真も多めに日本から持っていくと良いかもしれませんし、就活本、SPIの本などあったら、いざという時に役に立つかもしれません。そして、スーツも例えば就職活動だけでなく、インターンの面接に使えるかもしれませんので、少し荷物にはなりますが持って行ったら便利かなと思いました。

終わりに・・・

私自信も現在、就職活動で四苦八苦している身なのであまり大きな事は言えませんが、以上の事は少なくとも私がこれまで英国で就職活動をしてきた中で、「しておけば良かった!!」と思う項目なので、ぜひ参考にしてみてください。新卒の海外大生は明らかに日本の大学生が行う選考時期からはずれてしまうのが現実ですので、始めに挙げたフォーラムは絶対に逃さず、少ないチャンスをものにしてもらえたら、かなり手ごたえは違うかと思います。

例えもしそのチャンス内で内定がもらえなかったとしても、今までエントリーしてきた履歴書の書き方や面接に慣れるという意味では、無意味であった訳では決してありません。勿論、最初は選考から落ちてしまうと落ち込んでしまうというのは、かつての私もそうでした。しかし、日本で行う就職活動より必然的に企業を直接知る機会や選考に進める機会は少なくなりますので、悩んでいる時間はありません。しっかり情報にアンテナを張り、様々なチャンスにトライしていけば、必ず内定がもらえるはずです。

お勧め就活サイト

beoキャリア
無料のキャリアサポート(スカイプ面談、履歴書等の添削、キャリアイベントの紹介、仕事の紹介、丁寧なキャリア相談等)が受けられますので、留学したらぜひこれに登録する事をお勧めします。

Japan Times Job
あまり新卒の募集はありませんが、私は中途枠で何社かエントリーしました。アピールの仕方によっては企業も選考を検討してくれるところもありましたので、自分の経験や将来やりたい事とマッチしているという事であれば、挑戦してみるべきです。

カモメ
ここは一時期アジア圏での就職を考えていた時に見ていたサイトです。アジア全般カバーしていますので、新卒だけでなく中途の方で海外で働いてみたいという方がいらっしゃったらチェックしてみるのも良いかもしれません。

イタリアのカプリ島に旅行(青の洞窟で有名な島)
イタリアのカプリ島に旅行(青の洞窟で有名な島)

ナイジェリアのコースメイトに巻いてもらいました
ナイジェリアのコースメイトに巻いてもらいました

上ってみました!
上ってみました!

Fusayoshi.jpgキャリアコンサルタント佐々木より

小林さんは留学早々にbeo Careerにご登録しただき、昨年11月に行われたbeo Career主催の就職セミナーなどにも積極的にご参加をいただいております。

海外学生さんは日本国内の学生さんに比べ、いろいろな制約があります。その中でも小林さんは事前の準備をされ、積極的に活動をされているので、経験値が上がりおのずと結果(内定)が見えてくるかと思います。定期的な連絡をいただく中で、日に日に成長をされているのを感じております。1日も早い内定をお祈りしております。

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サセックス大学で開発学を学ぶ 第5回 修士論文執筆の段取り

Categories: サセックス大学 / 大学院留学 / 開発学
サセックス大学 University of SussexのThe Institute of Development Studies (IDS)は、国際開発に関する最先端の教育・研究・コミュニケーションを おこなっており、世界レベルで評価を受けている機関です。今月から、このIDSでGender and Developmentを学ばれている小林さんの現地レポートをお届けします。

私のいるIDSでもサマータームが始まりました。夜はまだまだブライトンの海風で冷え込みますが、昼間は大分天気も良く夏へ移行してきている事が日に日に感じられます。

さて、今回は修論について書こうと思います。IDSでは9月頭までに10,000字の修士論文を提出します。英国の他大学にいらっしゃる方は少ないと思われるかもしれません。おそらくその理由は、サマータームにある2つのクラスのペーパーを3,000字ずつ書かないといけない為、その分、文字数が少ないのかなと推測しています。(サセックス大学の他コースでクラスがもう終了している所は、20,000字で2倍あるので。)

それでは、IDSでの一般的な修論完成までの流れとIDSのスーパバイザーの役割についてお伝えします。

提出までの流れ

3月・4月
  • 大まかなトピックを考え、アイディアを膨らませる
  • プログラムコンベナーとトピックについて意見を聞く
  • 有り得そうなスーパバイザーを決め、自分からコンタクトをとる
私のいるGenderのコースでは、サマータームが始まって直ぐにコンベナーとのミーティングがあり、そこで修論の概要やスーパバイザー' Hunting'の話がありました。

5月
  • トピックを固め、リーディングをどんどん進める
  • スーパバイザーと話し合い、5月28日に提出するアウトラインを作る
  • 提出前にスーパバイザーからサインをもらい、アウトラインを提出
6月
  • 文献を読み込む
  • (必要ならば)フィールドワークのプランを考え始める
IDSではサマータームのクラスが5月末に終了し、6月末までにその2つのクラスのペーパーを提出します。勿論、クラスと同時並行で修論の準備はしていきますが、腰を据えて修論を準備出来るのが実質、この2つのペーパーを提出してからなので、7月からになります。そこから、提出まで2カ月しかないのを考慮すると、コンベナーはあまりフィールドワークに行くのは勧めないと言っていました。短期間なのでフィールドワークも中途半端に終わってしまう危険はあるかと思います。私のGenderのコースでも1人行くか行かないかという状況です。

7月
  • (必要ならば)フィールドワークに行く
  • 文献はほとんど読み終えた状態にする
  • 得た情報を分析する
  • 最初のドラフトを書く
  • スーパバイザーに方向性等に間違いがないかどうかアドバイスを求める
8月
  • ドラフトを完成させる
9月6日
  • 提出!!!
スーパバイザーの役割

IDSでは最低限のアドバイスや専門的なサポートがちゃんとなされる様に、Memorandum of Understandingというのを提出します。以下、スーパバイザーが果たすべき役割です。

  1. 3回はミーティングを行う(もちろん、直接でなくてもメールでもあり)
  2. 提出前1カ月以上に書かれたドラフト(7,500文字まではearly draftとして扱われます。)を1度だけ読む
    *最終ドラフトをスーパバイザーは読んではいけません
  3. 細かな修正を行ってはいけない
少しは修論執筆を分かって頂けたでしょうか。特にIDSにいる教授は開発分野でも著名な方の為、スーパバイザーを受け持っていない方や、受け持っても夏の期間中は自分の研究に行ってしまってメールでしかやり取りが出来ない方もいらっしゃいます。

又、もちろん留学前から修論で書きたいトピックを考えておく事は必要です。ですが、その修論でのトピックが普段学期末などに書くペーパーの内容と被ってはいけないので(アウトラインを提出する時に、秋・春・夏タームに書いたペーパーのトピックを一緒に提出します。)、ちゃんと最後まで一番書きたいものは温めておいてくださいね。それでは、私もこれから徐々に読み込んでいこうと思います。

春ターム中、職員カットに対するデモがありました
春ターム中、職員カットに対するデモがありました

蜷川幸雄の「ムサシ」ロンドン公演。最前列で観賞し、最高の息抜きでした。
蜷川幸雄の「ムサシ」ロンドン公演。最前列で観賞し、最高の息抜きでした。

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

具体的な流れをご説明頂き、大変参考になる内容です。これから留学を目指される方には少し耳慣れない用語があったかと思いますので、少し補足させて頂きます。

コンベナー(Convener)とは、学部長クラスの先生のことです。各コースをまとめている教授で修士論文のスーパバイズ(Supervise)を行います。コンベナーと大まかなトピックをどうするか話し合った結果、コンベナーがどの教授(スーパバイザー)が学生のトピックに対しアドバイスをするか決めます。

また、自分のトピックにあったスーパバイザーを探すことを'HUNTING'という単語で表現しているあたり、(半分ジョークだとは思いますけど)現地での留学生活にすっかり馴染んでいらっしゃる様子が伺えます。

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サセックス大学で開発学を学ぶ 第4回 留学前にするべき事、ベスト3

Categories: サセックス大学 / 大学院留学 / 開発学
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留学前にするべき事 その1 英語

しっかり意志表示をしていかないと、クラス内での存在感が無くなってしまう
やはり、英語は出来るに越したことはありません。まずイギリス大学院留学には、IELTSの点数をクリアする事から始まります。しかし、私はその折角のIELTSの勉強を点数獲得だけの為の勉強にして欲しくありません。スキミングやエッセイライティング、表を読み取る力等を自分の中に定着させるように心がけると入学後の勉強にも大変役立ちます。

3月8日のInternational Women's Day
3月8日のInternational Women's Dayを記念して、エキシビションを一緒に企画したクラスメイト。
IWDのオフィシャルカラーである紫のものを身につけています。

又、大学院ではリーディングとライティングが特に必要と言われますが、スピーキングや人前でしゃべるプレゼン能力も疎かにはできません。どのコースでも言える事かと思いますが、セミナーではよくグループディスカッションやグループプレゼンが行われます。その時に自分の意見を言えないと、相手も私が何を考えているか分からないですし、しっかり分からないなら分からないと自分から示していかない限り、クラス内での存在感が無くなってしまいます。グループワークでは意見の事なったクラスメイトとも、最終的には1つのグループとしての見解を出さなければいけません。又、プレゼンでは短時間に要点をまとめ、クリアで適当な声の大きさで話さなければいけません。

そして、最後に、留学前までに自分の専攻に関する英語の本を読み、良く出てくる英単語や言い回しに慣れておく事もとても役立ちます。単語に慣れておくだけでも、読む速度は格段に進みますし、それにより多くの文献を読む事が可能になります。特に、日本人は性格的な事もあるかもしれませんが、出来るだけ英語のハンデを留学前に無くせたら、留学後に得られる知識も格段にアップすると思います!!

留学前にするべき事 その2 職務経験

クラスで開発に関するこれまでの経験について語らなくてはならない
特にIDS (Institute of Development Studies)、開発学を学ぶ方には全般的にに言える事だと思いますが、長期間、短期間に関わらず、職務経験があることは大いに役立ちます。というのも、私自身が大学卒業後にそのまま入学した背景がある為、この点は一番強く皆様に事前にされる事をお勧めします。私自身は国連機関で2回インターン、とあるNPOと関わる仕事をかろうじてしてきましたので、その経験を自分の中にフルに落とし込み、何が問題で、どの様に解決し、次にどの様に生かしていくかを勉強に少しずつ還元している状況です。

職務経験というのは、実際に途上国や国際機関などで働いた経験、あるいは開発の分野以外の民間などでの経験。どちらの経験の方が有利、あるいは大切かという問題ではありませんが、少なくとも何らかの形で開発分野に関わり、それを自分の言葉でしっかり表現できる事が必要です。クラスでは、先生がそれぞれのこれまでの経験を語らせたり、クラスメイトがインタビュー形式で私の経験をプレゼンしたりしました。お分かりの様に、私の経験はギリギリ語れるといった感じ。これから留学を考えている方は机上の空論ではない、自分の経験から得た問題意識や情熱を大切にしてもらいたいです。

開発学と言っても様々な分野、問題があり、それぞれが重なり合っている為、一方向からの解決は無理です。様々な分野が混ざり合っているからこそ、それぞれの分野での専門家が必要になってきます。ですので、私の様に大学卒業後すぐに留学を考えている方は、少なくともインターンシップやNGO/NPOでの活動経験を。又、職務経験を既に持ってらっしゃる方は、どの様にその経験を問題解決に向けて生かしていけるか、また留学後どういったキャリア形成をしていくかを明確にする必要があるかと思います。

留学前にするべき事 その3 キャリア形成

留学前に、大まかにでも留学後のキャリア形成について計画しておくのが良い
イギリスの修士課程は1年という大変短いものなので、入学してしばらくしたら、卒業後の進路を考える事になります。特に、大学卒業後、職務経験無く来た学生の多くは、こちらで大学の勉強と並行して、新卒採用の準備をしていかなければいけません。新卒向けのキャリアフェアがボストンとロンドンで行われますので、それに参加するのも手だと思います。

又、職務経験を既に持っていらっしゃる方は、中途採用枠という事に多くはなるかと思いますので、コンスタントに中途採用や空き採用をチェックし、機会を逃さない様にする必要があります。職務経験があっても、フィールドの経験が無い方は、インターンシップの受け入れ先などを探しておくのも手かもしれません。

留学前には、留学後のキャリア形成をどの様にするかを大まかにでも計画しておくと良いと思います。今後の現地レポートで別途、就職については書こうと思いますが、大まかな計画、どのサイトやどの方向から開発分野に応募していくかを見つけておくと、急いで就職活動を始める事なくスムーズに就職活動もスタートできると思います。

冬休み中に訪れたイスラエル・パレスチナ
冬休み中に訪れたイスラエル・パレスチナ。1月1日から死海に浮きました!

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

「留学前にするべき事」として、分かりやすくご説明頂き、ありがとうございます。実際に留学してから実感する「留学に本当に必要な」スキルのポイントが詰まっています。

また、小林さんの体験談を読むと、留学とは、「留学して帰国したら何かが変わるかもしれない」という曖昧な「チェンジ」に期待するのでなく、留学後のビジョン・目標をしっかりと定めて、またその夢の実現のために何が必要なのか考えた上で「留学」というオプションを選択する、そういった姿勢が必要なのだという気概が伝わってきます。修士論文、頑張って取り組んで下さいね。

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サセックス大学で開発学を学ぶ 第3回 日本では手に入らないもの

Categories: サセックス大学 / 大学院留学 / 開発学
サセックス大学 University of SussexのThe Institute of Development Studies (IDS)は、国際開発に関する最先端の教育・研究・コミュニケーションを おこなっており、世界レベルで評価を受けている機関です。今月から、このIDSでGender and Developmentを学ばれている小林さんの現地レポートをお届けします。

サセックス大学での留学生活を通して得るスキルや体験などで、日本で学んでいては手に入らないと思えるものは何ですか?

常にwhy?を意識
・他国籍の中での自分の日本人としてのアイデンティティの模索
・各国文化の違いに対する寛容性、多様性の受け入れ
・もちろん、英語に関しては、教科書では学べない現地の人が使う生きた英語
・1からの友達作りのなかで培われるコミュニケーション能力
・新しい環境での柔軟性、時には忍耐
・日本の受け身的な授業とは違い、常にwhy?と考えさせる講義にでたり、エッセイトピックを書くことによって、全ての情報を鵜呑みにせず、常に疑問を持つという癖ができました。
(例え、自分がそのトピックについて賛成であったとしても、counter argumentを書かないといけないので、否が応でも逆の視点や違った考え方を得る必要があるので,,,)

サセックス大学IDSで学んだことは、卒業後のご自身のキャリアにどのような影響を与ると思いますか?

IDSで学んだというブランド
一番には、開発学を学び、その分野でやっていきたいという仲間やコネクションが多く出来ることが、自分のキャリアにポジティブに影響すると思います。そして、もちろん開発学の分野で1番と言って程の知名度を誇っているので、例え卒業後すぐに開発分野の仕事に就けなくても、IDSで学んだというブランド性が残っているので、キャリアチェンジが何年後でも可能になると思います。(と、信じています。)

省庁、NGO、UNで働いた経験のある仲間から得られる視点
その仲間も省庁、NGO、UN、民間と働いた経験がある人がほとんどなので、自分にとってもこれからのキャリア形成にあたって、とても様々な視点を与えられていると思います。開発分野でもUNや省庁など影響力の大きな機関で働くという以外にも、民間でできること、小さなNGOでも出来ること、沢山考えさせられ、今後のキャリアパスを考える際に、思考がとてもフレキシブルになった気がします。

学校、仕事、時間、資金、将来のことなど、様々な制約から留学を悩まれている方が多くいらっしゃいます。あなたならそのような方にどのようなアドバイスをされますか?

タイミングと一歩を踏み出す勇気、そしてやりたいと思う強い気持ち
留学をすると本当に沢山の方と出会います。その中には、奨学金を得た人、一生懸命働いてお金を貯め、それでも足りなくて両親からお金を借りてくるひと。開発学を今、真最中で学んでいても、将来どこで働こうか悩んでいる人、様々いらっしゃいます。

でも、皆さん、共通して言える事は、タイミングと一歩を踏み出す勇気、そしてやりたいと思う強い気持ちだと思います。ここに来てからも、将来どうしようと悩むんですから、やりたいと思う気持ちや、将来貧困問題などに携わってみたいという強い気持ちがあるのであれば、思い切って飛び出すべきだと思います。

Gender and Developmentのコースメイト全員
Gender and Developmentのコースメイト全員

将来の事で一人で悩むよりも、同じ志を持った仲間と一緒に悩むことの意味
仕事が忙しくてなかなか英語を勉強出来ない人、開発分野に全く関係ない仕事をした方も沢山いらっしゃるので、時間はなんとかして作るしかないと思います。資金的に難しいということであれば、アプライする奨学金は沢山ありますし、ポンド預金などをこつこつとしてみるとか。英語が足りないのであれば、仕事が終わってからIELTSのみを上げるのを目標に集中的に勉強するなど。将来の事で悩むのは、ここに来てからでも沢山悩めます。むしろこちらに来て、同じ志を持った仲間と一緒に悩み、様々な方面の就職活動の情報を共に集め、チャレンジした方がよっぽど為になりますし、可能性は広がると思います。

海外の大学院でやってきている、という事実が自信に繋がっている
私もこちらに来てもなお、卒業後はどういった方向で働こうか悩んではいますが、こちらの大学院でやってきている、という事実が、少しずつですが自分の自信に繋がって、良い意味で楽観的になれている気がします。ですが、もちろんリスクヘッジは大切なので、留学後の仕事は確保されているのか、それとも新たに見つけなければいけない場合は、勉強しながら情報収集は欠かさずしなければいけません。

海外の大学院に年齢的に遅い、早いはない!
海外で学ぶという意味は本当に大きいと思います。皆さん何かしらの制約は持っているのですから、その制約があるから諦める、というのではなく、もし本当にやりたいという強い気持ちがあるのであれば、その制約をどうやって克服できるのか自分なりに考えてみて、絶対にチャレンジした方がいいと思います!!海外の大学院に年齢的に遅い、早いはないと思うので、焦らずにお金を貯めてみるなり、英語を勉強してみるなど、長いスパンで考えるというのも良いかと思います。

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

留学をしたことによって、本当に様々な人と出会って刺激を受けたり多くを学んだりしているようですね。これらの経験は留学をしていなかったら経験することは難しかったことばかりなのではないでしょうか。これからも1日1日大切に過ごしてください。様々な経験を通して、将来のプランにおいて重要なことを多く学んでほしいなと思います。

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サセックス大学で開発学を学ぶ 第2回 コースの詳細

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IDS Gender and Developmentのコース概要

◎一週間のタイムテーブル

 
10:00-12:00  Ideas in development Lecture (全IDSの学生が受講)
14:00-15:30  上記のレクチャーのセミナ―(個々の学部に別れての少人数セミナー)
 
10:00-12:00  Gender Analysis and Theoretical Perspectives (レクチャー)
14:00-16:00  Reflective Learning
 アカデミックな事抜きで、個人的にもっとお互いを深く知るというのが第一目的に行われるクラス。Gender グループは特に少人数で皆仲が良いので、時には外の太陽の下 で行ったり、ケーキを先生が焼いてきて、それを食べながら行われました。2週間に1回位のペース。
 
9:30-13:00  Economics Seminar (各セミナーによって時間が異なるが、1時間半のセミナ―)
14:00-17:30  Introduction to Economics (各グループによって時間は異なるが、1時間半の講義)
 このEconomicsはcompulsory だが、単位にならないというよく分からないシステムではありますが、Economicsの基本的なセオリーが学べ、それをセミナーで更に開発学 と繋げて学べる仕組みになっています。
 
14:00-15:30  Gender Analysis Seminar (火曜のレクチャーのセミナー)
 
 OFF
 
9:00-17:00  Robert Chambersのワークショップ(秋タームで合計2回)


◎課題やエッセイの内容
Ideas in Development(IDS全員必修)
Mid-term paper (3000-word) 下記の内、1つを選択
  1. Is development still a relevant concept? Discuss with reference to the various meanings or paradigms that have been variously popular since the middle of the last century as elaborated by Schuurman (2000)
  2. Accoding to Sumner and Tribe (2008: 10),
    Robert Chambers once defined 'development'as 'good change'. Discuss the advantages and disadvantages of this definition.
Term Paper (3000-word)
各週、それぞれ違ったレクチャラーが挙げたトピックに沿った質問を1つ選び、休み明けに提出。(トピックが多すぎるため詳細は省略)

Gender Analysis
Term paper(5000-word)
秋タームに勉強したセオリーを用いていれば、トピックやタイトルは自分で考えられます。

Introduction of Economics
各週のレクチャー後にアサイメントを配られ、それをセミナーで提出します。
トピック:What is economics?, Consumption, The maximizing farmer, Markets, National Income and Balance of Payments, Comparative Advantage (trade)
単位にはなりませんが、上記のトピックに沿ったアサイメントを5回提出し、そのうちの2回が評価対象となります。

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

タイムテーブル、とても興味深いです。一見、それほど時間割ぎっしりに見えなくても、実は1回ごとの準備にかかる時間が膨大。十分な予習復習をしてやっとついていけるようなハードな内容ですね。「セミナー」、「ワークショップ」と、受身で教わるだけでなく、学生自らが積極的に「貢献」していくことが求められます。

留学というと、何かをインプットしに行くことと考えがちですが、大学院留学では特に、インプットして学ぶことよりアウトプットして学ぶことのほうが断然多いということが、この体験談からもよく分かります。

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サセックス大学で開発学を学ぶ 第1回 IDS Gender and Development

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IDS Gender and Development を学んでいる理由

女性が自分の持ち合わせる力や能力を充分に発揮できないという現状を目の当たりにして
私はサセックス大学でGender and Developmentを学んでいます。元々日本でのeducational backgroundが16年間女子校ということもあり、これまで男性と何も変わらず両親には教育機会を与えてきてもらってきました。ですが、同じ女性にも関わらず、国籍や宗教、地理的理由、コミュニティーなどの違いで、女性が自分の持ち合わせる力や能力を充分に発揮できないという現状や社会システムを目の当たりにした際に、その不平等を感じたというのがこのコースを専攻するにいたった大きな理由です。

女性も男性も全ての人が公平な未来を作りたい
女性だけではなく、男性も共に偏見や公平な未来を作りたい。また、今の子供たちの将来を考える上で、何のしがらみにも囚われず、女性がもっと自由に自分の道や結婚、出産に関する選択を出来る様にするのが大切だと思います。

サセックス大学のおすすめしたいところ

開発学を学ぶのに最適な学習環境
・50カ国近い国からの留学生
・チューターが本当に協力的でサポーティブ
・著名な教授陣
・外国人以外にも、日本人も(特にIDS)多いので、日本での就職や意見交換がすぐにできます

英語が母国語でない学生のための英語サポートが充実!
・LLC(Language Learning Center)が無料でproof reading をしてくれます
・メインの授業以外に、無料でacademic writing の授業を開催してくれます

スポーツ施設や図書館といった設備も充実

・スポーツ施設は大学に2か所あり、いつでも学生は使え、予約をすれば体育館も貸し切ることが可能
・図書館は24時間オープンで蔵書が本当に充実しています。沢山自習スペースがあるので、静かに勉強もできます

快適なアコモデーション(Kings Road)
・ブライトンの中心地から徒歩5分なので、パブやクラブなどすぐに行けます
・フラット内だけでなく、アコモデーション内でのパーティーや交流が沢山あります
・部屋は個人差があると思いますが、私にとっては勉強に集中出来る適当な大きさです
・使い勝手の良いキッチン
・1階に管理人さんが夜中もいるので、安全面でも安心

コースメイトとパブへ
Gender and Developmentのコースメイトとパブへ

◎ブライトンという街
・ロンドンから電車で1時間
・海がきれいで、気持が良い
・良い意味で、ケンブリッジやオックスフォードなどの街と比べ、あまりイギリスらしくはないかもしれないです。(街自体とてもオープンで、ゲイタウンと言われるくらいなので、他国籍でコスモポリタンな街)
・中心地にはショッピングセンターやお店が沢山立ち並ぶ一方で、少し離れるとイギリスの田舎町といった感じの風景が現れ、アフタヌーンティーやイギリスらしさを感じることもできます。

食料品の買い物中です
食料品の買い物中

Yoko.jpgカウンセラー 藤井より

留学プログラムによって「国籍のダイバーシティが豊かなコース」と、「ローカル学生がマジョリティを占めるコース」がある中、小林さんのコースは国籍の多様性が特色だといえます。

国際色が豊かなことで異文化を受け入れる醍醐味を得られる一方、価値観や物事の捉え方の違いからディスカッションやグループワークで苦労することもあるのではと思います。臨場感溢れる授業風景など、今後の体験談を読ませて頂くことを楽しみにしています。

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