船橋 真吾さん

船橋 真吾さん

留学先:シェフィールド大学 The University of Sheffield
留学分類:大学院留学
専攻名:材料工学 Engineering Materials
留学期間:2007年8月~2009年9月

シェフィールド大学留学レポート 第5回 授業について

シェフィールド大学留学レポート 第5回 授業について

Categories: シェフィールド大学 / 大学院留学 / 工学・エンジニアリング
シェフィールド大学 The University of Sheffieldは、4人のノーベル賞受賞者を始め、国際社会をリードする優れた人材を輩出しているイギリスでも屈指の総合大学です。勤務先の海外留学研修制度を利用して同大学で材料工学 Engineering Materialsを学ばれている船橋さんの現地レポートををお届けします。

イギリスの大学生にとって5~6月はエッセイの締め切り、テストなどが重なり非常に忙しい時期です。そこで今回は大学の授業概要について紹介したいと思います。

スケジュール

イギリスの大学は2セメスター制で、10月~2月の秋学期、2月~6月の春学期に分かれています。秋学期中はクリスマス前から1月半ばまでの4週間のクリスマスバケーション、春学期中は3月後半から4月半ばまでの3週間のイースターバケーションがあります。また、セメスター中にエッセイ提出のために読書期間(Reading Week)として1~2週間授業が中断することがあります。 1クラスの授業回数は1セメスターあたり6~12回といったところでしょうか。

時間割り

授業は午前9時から午後5時までありますが、留学生向けの英語の授業は5時以降にも開催されています。授業時間は1コマあたり50分と短いですが、中には2コマ連続で1つの授業という場合もあります。休み時間は10~20分でその間に教室や校舎を移動したりするので結構忙しかったりします。

授業スタイル

こちらでは黒板を使用した授業というのはあまりなく、ほとんどの講師がプロジェクターを使用して授業を進めます。板書スタイルと違い、スライドがどんどんと進んでいくので授業内容について行くのがなかなか大変です。ノートを取る時間はないので、渡された資料にメモ書きするので精一杯です。授業の質という点では、私の卒業した大学とはかなり異なるように感じました。どの授業に参加しても概略的な内容に終始し、ひとつひとつを丁寧に教えていくという雰囲気ではありません。

勉強は自らが進んで行うのがこちらのスタイルなのでしょう。講師はあくまでも案内役でしかありません。日本の大学と比べると、ただ授業を受けるだけの受動的なスタイルとは異なり、ディスカッションやプレゼンテーションなど能動的に行動しなければいけない機会が多いように思えます。多様な国から学生が集まっていますので、考え方も違いますし行動の仕方も異なります。そのような中でディスカッションやグループ作業を行ったり、プレゼンテーションを行って自分の意見を伝えること、相手の考えを理解することは大変貴重な経験だと思います。当然苦労もかなり多いわけですが・・・。

成績評価

成績の評価はエッセイ提出、試験のどちらかになります。学部生は試験、院生はエッセイやレポート提出が多いような気がします。文系の場合はエッセイに 3000ワードとか5000ワード以内というような字数制限があります。理系の場合は特にレポートに字数制限は無く、課題が与えられるだけだったりします。私の場合は理系なので、コンピューターシミュレーションを利用して金属材料の変形過程を解析したり、最新の自動車用鋼板に関するレポートを書いたり、機械に使用する潤滑剤を使用条件に合わせて選択するコンピューターソフトのレビューをまとめたりしました。

アドバイス

気をつけなければいけないのは、授業時間や教室の変更、授業のキャンセルなどが頻繁にあることです。私の場合、授業の開始時期が早められ、気づいた時にはほとんど授業を受けないままに最終課題を提出しなければならないということがありました。

総括

授業のレベルが日本の大学に比べて高いとか低いということは一概には言えません。しかし、留学をしなければ得られることができない貴重な経験、今後の糧となる苦労がたくさんあることは間違いのない事実です。英語でのコミュニケーション能力を磨くこと、多様な価値観を持つ学生たちと触れ合って自ら発言していくこと、このような経験をたくさん積むことこそ留学の意義と言えるのではないでしょうか。

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