┃ノッティンガム・トレント大学に決めた理由は?
大学の充実した実践的カリキュラム
もともと、私が留学を決意したのはキャリアチェンジが理由だったこともあり、学校選びの際は、実践的なカリキュラムを一番重視していました。商業デザインにおいては独りよがりな表現は通用しません。商品として買ってもらうためには、相手のことを思い、快適さを提供するものでなくてはならないからです。その点、世界的にも有名な企業と強いネットワークを持ち、コラボレーションする機会が得られるノッティンガム・トレント大学は理想的でした。また、大学の設備や街の雰囲気も決断を後押しする材料となりました。
┃選考の過程で、日本の大学との違いを感じることはありましたか?
パーソナルスケッチブックに表れる感性
まず1つめは、イギリスのアート系の選考には試験(=1ヵ所に集まりテストやデッサンを行なうこと)がないことでしょう。2つめは、これは大変印象的だったのですが、ポートフォリオ審査においてパーソナルスケッチブックが重視されたことです。パーソナルスケッチブックとは、日本でいう「スケッチ」「メモ」「ネタ帳」「スクラップブック」を全部足したようなものですが、これを見ながらさまざまな質問を受けます。おそらく彼らは、感性や発想、着目点を見ているのでしょう。日本の大学では、完成品以外を見せること自体があまりないのではないでしょうか。
┃beoを利用されていかがでしたか?
留学カウンセラーの協力
大学スタッフがbeoに来て行なうポートフォリオ審査をいくつも受けることができたことは、何よりの利点でした。先生方からの意見やアドバイスを直接お聞きすることができましたし、そのなかで、自身についてさまざまな観点から分析することができました。また、疑問に思うことがあればカウンセラーの方にとことん質問することができたので、納得して留学準備を進められました。さらに学校選びの過程では、現地の大学とコンタクトをとっていただき、実際に校内を見学のするためのアレンジをしていただくなど、いろいろとご協力いただきました。
┃留学のための英語準備はされましたか?
芸術を表現するための英語
はい。基本的な英語を学ぶためのコースへ通いました。筋道を立て、論理的に相手へ自分の考えを英語で伝えるためには、まずは自己分析をしっかり行い、自分の考えを整理させることが重要だと感じました。
┃留学先での目標についてお聞かせください
音と色の調和を大切に、快適さを追及していきたい
次のキャリアのための技術を習得すること、その一言です。これまでは聴覚芸術に関わってきましたが、音と色の関係性に気付き、今後は知覚芸術からのアプローチも試みた総合芸術に関わっていきたいと思っています。学術的な観点から見ても、この分野の研究は大変興味深いものです。音と色の関係性が重視されることはまだ少なく、そのために調和のとれていない、人々に不快感を与えてしまうものが世に送り出されてしまうことがあります。まだまだ未知の分野ではありますが、日々の生活の中に快適さを提供していくことができるよう、留学生活を送っていきたいと思います。
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