僕は学部課程(BA Peace Studies in Conflict Resolution)に一年間在籍し、今は修士課程(MA Conflict Resolution)に在籍しています。ブラッドフォードでの生活も一年の時が流れました。
┃多様なバックグラウンドを持つクラスメイト
平和学部・修士課程には、パート・タイム、フル・タイムの学生を合わせ、100名ほどが在籍しています。学部課程では、イギリス国籍の学生が大多数でしたが、修士課程には、アジア(日本、中国、台湾、ネパール、インド)、ヨーロッパ(イギリスを始め、スカンディナビアン、ドイツやスペイン、フランス、イタリア、ギリシャ等の大陸国)、アフリカ(ソマリア、エチオピア等の北アフリカ、ガンビア、ナイジェリア等の西アフリカ、ウガンダ等の中央アフリカ)、アメリカ大陸(アメリカ、カナダ、メキシコ、グアテマラ)等、世界各地からの学生が学びに来ています。それに伴い、年齢や学生のキャリアも様々です。大学を卒業して直接修士課程に来た学生から、政府で行政管理をしていた官僚やジャーナリスト、NGOで実際に働いていたアクティビストの方々まで、一人ひとりがそれぞれ異なったバックグラウンドを持っています。
┃世界的権威のある教授陣
学部課程ではドクター・クラスの、修士課程ではプロフェッサー・クラスのレクチャラーが占めていると思います。修士課程では、非常に博学で世界的にも権威のある教授陣が講義を受け持っています。実際にPeacekeepingやPeacebuildingの現場で経験を積んだ教授から、国連で実績を積んだ教授、また教師をしていた等の興味深いバックグラウンドをお持ちの方まで、非常に多様であり、学生は勉強以外にも色々な事を彼らから学ぶことが出来るでしょう。
┃理論的、実践的な授業
学部課程ではドクター・クラスのレクチャラーが大半で、授業内容も日本の大学とさほど変わらないように思いますが、一つ挙げるとすれば、理論よりも実践に重きを置いているところでしょうか。実際、Conflict Resolution(CR)の授業では、理論を学習した上で、現実の政治的課題等にどう対処するか、といった実践的なカリキュラムが組まれていました。例えば、現実的なMediationやNegotiationの現場では、英語力は勿論、それに実際に取り組むには実行側のチーム力が必要不可欠です。 MediationやNegotiationを成功に導くためには、何よりもまず、チーム内のコミュニケーションが最重要課題です。それを克服するために、心理学的アプローチを勉強するのは勿論、勉学を共にする同僚としてではなく、チームとして数え切れない程のミーティングを重ね、結束力を高めました。
一方、修士課程の授業では、プロフェッサー・クラスのレクチャラーが大半で、より理論的、より実践的なような印象を受けます。上記のように、学生のキャリアは多様です。授業中の討論やセミナーでは、彼らの経験等を直に、またその経験がどのように実生活に影響しているのか等を身近に聞けるいいチャンスだと思います。また、一年というインテンシヴなコースですので、学部課程よりも、より狭隘なトピックをより深く学ぶことが出来ます。
┃専攻をどれだけ深められるか
一日、約8~10時間くらいを勉強の時間に充てています。内容としては、毎週の講義の予習、復習が大半を占めますが、学部側が用意してくれる、ゲスト・スピーカーを招いてのセミナーの背景リサーチ等、広範囲に及びます。そして、忘れてならないのが課題作成です。時間の制約があるなかで、これだけの勉強をこなすには、勉強時間をどのように割り当てるかが重要なポイントになります。
僕の場合は、一番集中できる午前中から日中にかけてリーディングやドラフト作成、実際のライティングを済ませ、就寝前に授業の予習、復習を簡単に済ませます。授業の予習、復習は非常に重要ではありますが、評価を受けるのはほぼ課題であること、それに一年間という短いスパンを考慮すれば、自分の興味ある分野をどれだけ課題の中で深められるか、ということの方が重要であるはずです。修士課程には、一年間をフル活用するため、どうしてもグリーディ(欲張り)になってしまう学生が多いように見受けられますが、時間制約の中で何が出来るか、何が出来ないのか、という優先事項を設けて、やるべきことはやる、捨てなければならないことは捨てる、という思い切った姿勢も重要であるように思います。
┃大切な休暇の使い方
アメリカの教育システムとは違い、一年間というインテンシヴなイギリスの大学生にとって、休暇は非常に重要です。僕の場合は専ら、エクササイズに時間を費やしています。特に、将来、NGOやその他の業界で働きたい方にとって、何よりも重要なものは「体力」なのではないでしょうか。平日の2,3日、授業後はウォーキングやジョギングを、毎週土曜日には、日本人を主体とする野球チームで汗をかいています。練習時間は2,3時間ですが、そこでは授業が違う平和学部の同僚や学部が違う友人等と交流できるため、勉強以外の話等を語り合い、大いにリラックス出来ます。それに、大学のインターナショナル・スチューデントに対しては、大学側が近郊の街等へのデイ・トリップや、ボーリング等のレクリエーションを企画してくれます。これらのエンターテイメントは、勉強で追われる毎日に区切りを付けてくれる良いカンフル剤になるでしょう。
※尚、ブラッドフォードへ来られた際は、僕の参加している野球チームにお越し下さい!!毎年、入学したての頃、Eメールが送られてくるはずです。

友人に日本食を振舞って
(ロンドンのJapanese Centreでは、アンパンや焼きそばパンまで手に入れることができます)
★ブラッドフォード大学 日本語ホームページ
★留学・奨学金に関するご相談はこちらから【無料】










