キングス・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)University of London, King's College London は、医学分野における世界的な研究機関を所有。最新の研究・実践情報の発信地としてしられています。同大学で精神保健福祉 Mental Health Services Research(MHSR) を学ばれている山口さんの現地レポートをお届けします。
┃キングス・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)で精神保健福祉を学ぶ理由
1) 世界で1,2を争う精神保健福祉の研究機関であること
私の留学のきっかけは、4,5年前に、私の在籍するMHSRなどのコースを統括する学部長である教授と、私の日本の担当教官の紹介でお会いしたことです。
当時の私は、日本の大学院の博士前期課程の卒業を控え、就職活動などもしていたのですが、その教授との出会いが私の人生を大きく変えました。
もう少し詳しく説明すると、私の分野は精神保健福祉という分野に該当するのですが、欧米と比較して限りなく遅れています。私がお会いした教授は、日本における今後の精神保健福祉に必要なもの、そしてイングランドと大きく違う点などを、一大学院生であった私に説明してくれるとともに、現在のコースで勉強することも勧めてくれました。
そして、IoPが世界中から優秀な研究者や学生が集まる精神保健福祉の世界的な研究機関であることや、最新の研究・実践情報の発信地であることも、その教授の話からうかがい知ることができました。
また、私の日本の担当教官も、常々「世界的な視野を持て!!!」と学生に言われている方でしたので、私の留学を後押してくれたのも事実です。
つまり、きっかけは、影響力のある人物にお会いしたことであり、ここで学ぶ最初の理由は、多少ぼんやりしていますが、精神保健福祉先進国の先進的研究を行う機関で自分の関心について学ぶことでした。
2) 自分の自身の研究方法に関する知識や技術の向上と、自分の将来あるいはキャリアのため
日本の博士前期課程を卒業後、すぐに渡英はせずに、私は日本の博士後期課程に在籍しながら自分の研究を進めるとともに、非常勤の職員として精神保健福祉の現場で働いておりました。
すぐに渡英しなかった一番の理由は進学に必要な英語能力がなかったことと、経済的な理由からです。
しかし、この選択は成功だったと思います。学問の場に在籍しながら、現場を経験したこの特殊な環境は、研究の重要性を私に知らせるとともに、将来的に研究職として働くという目標もくれました。
一方で、この環境は、将来の目的を持った私にとって、私自身の研究方法に関する知識不足と日本の精神保健福祉現場の問題をより明確に認識させ、自分に何が足りないかを理解するいい機会でした。

大学のメイン・ビルディング
現在、私はコースで、疫学的(統計的)な手法あるいは研究方法を用いた、精神保健福祉のサービス評価についての勉強をしています。
現在の勉強から得た知識や技術はキャリアや就職だけでなく、長期的な展望で、これからの自身の研究の質に直接結びつくものだと実感しています。しかも、論文の中だけでしか見たことのない有名な研究者も講師として来てくれる日あり、本当に幸せです。
今だからこそ、上記に紹介したIoPの教授の方と私の日本の担当教官が、MHSR, IoP, King's College Londonで学ぶことを勧めた理由がよけいに理解できます。
担当カウンセラー 神谷より山口様のバックグラウンドからは、アカデミックな面からも職歴の面からも大学院を目指されるだけのものをしっかりとお持ちでした。そんな山口様ですが、ご本人も、留学をサポートする私も、最初に心配したのは英語力の面でした。
そこで、まずはしっかりとアカデミック英語を学ぶために、オックスフォード・ブルックス大学の大学院準備コース入学に目標を設定し、当該コースに入るための英語力を上げるところから、beoの英語コースでしっかり勉強されました。
本当に、ひとつひとつ確実にこなしていかれる山口様の努力が名門キングス・カレッジ・ロンドンの修士コース入学につながったと思っています。キングス・カレッジでの1年間でも多くのものを吸収され、帰国後、日本の精神保健福祉の分野をぐいぐい引っ張っていってくださることを確信しております。
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